<コロナ真理教の人々㉘>byカイジロウ
【誤解:病院に行くほど健康になる】
それは誤りです。
病院は病気の人が行くところであり、健康な人が行くべき場所ではありません。
病院は行けば行くほど不健康になる可能性があります。
「おドレら」にも参加された医療ジャーナリスト森田洋之さんに、「財政破綻した夕張市で9割の病床が閉鎖されたのに老人の死亡率が変わらなかった」という有名な論考があります※①。
①森田さんの記事(President)
https://president.jp/articles/-/63679
これは余程不都合な話なのかバッシングを受けました※②が、よく考えれば不思議ではありません。
病院は病原体の巣窟であり、高齢者は免疫弱者です。
高齢者が話し相手欲しさに病院を毎日のサロンにすることは、普通に危険と思われます。実際海外でも医者がストライキをしても死亡数は変わらないという研究結果があります※③し、これに医学界が反駁するのも頷けます.
②森田さんの批判への反論(アゴラ)
https://agora-web.jp/archives/231214060349.html
③医者のストライキと死亡(National Library of Medicine)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18849101/
(URLをgoogleで検索し、検索結果の「このページを訳す」をクリックすると日本語訳で読めます。冒頭に「抽象的な」と出るのはabsractの誤訳で「要約」という意味です)
勿論ゼロヒャクの雑な議論は無意味で、救急医療などの有効性は明らかです。
ここでの指摘は、必要な医療と不必要な医療があり、不必要なばかりか逆に不健康を誘発しているケースが多いのではないかという至極真っ当な問題提起です。
しかしこのような問いかけには、医学者を中心とした感情的な反論が多いように思われます。
日本の医療費は国家財政を揺さぶるほど巨額で、もし不必要で逆効果な医療が日常的に行われているなら、当然改善すべき課題です。
そしてそれがもし医学界の利権優先で自己改革出来ないなら、我々一人一人の問題として、声を上げていくべきなのです。
教祖や信徒が自らの宗教の不要性を語ることはありません。
私たちは自分の身体に必要な医療は何か、国の施策として必要なことは何か、医者に頼らない考えを持つ必要があります。
<参考文献>
『人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか』森田洋之(南日本ヘルスリサーチラボ)
コロナ真理教の人々〈第1シリーズ〉
①庶民が医学に疑問を持たねばならない
②医学は科学ではない
③医学の常識は歴史と共に変わる
④医学は宗教に近い
⑤人は信じたいことを信じる
⑥医学と闘うために
⑦誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
⑧誤解:超過死亡は出ていない
⑨誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
⑩誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
⑪誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
⑫誤解:今更コロナを振り返っても意味ない
コロナ真理教の人々〈第2シリーズ〉
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
⑯誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ
⑰誤解:コロナワクチンは感染を防いだ
⑱誤解:コロナワクチンは死亡を防いだ
⑲誤解:それでもワクチンは感染死亡を防いだ
⑳誤解:ワクチンは集団免疫達成に必要だった
㉑誤解:mRNAワクチンは救世主の技術だ
㉒誤解:mRNAワクチンは安全だ
㉓誤解:でもインフルワクチンは効いているでしょ?
㉔誤解:でもワクチンで天然痘が絶滅したでしょ?
㉕誤解:健康であればあるほどよい
㉖誤解:製薬会社は人々の健康のために創薬している
㉗誤解:行動制限に意味はあった
【トッキーコメント】
「医者はなんのためにあるんだ」
…というのは、『ブラック・ジャック』の中でも屈指の名シーンに出てくるセリフですが、こういう現実が出てくると、ブラック・ジャックが叫んだのとは全く違う意味で
「医者はなんのためにあるんだ」
と言わざるを得なくなってしまいます。
医者にかかる前に、我々ひとりひとりが考えなければならない問題です。