昨日、テレ朝の「茶魔チーム」と新年会を兼ねた会議を
行なった。
「茶魔チーム」とはインド版アニメ『おぼっちゃまくん』
の制作チームだ。
テレ朝からの5人の出席者が全員女性というのが驚いた。
秘書みなを伴っていたので、6人女性、わしだけ男なのだ。
「ゴー宣DOJO」は「女性の地位向上」を目標に掲げているが、
テレ朝の「茶魔チーム」がいる部署では男性より女性の方が
多いという。
そういう会社も出現しているが、相変わらず政治家の圧倒的
多数は男性で、天皇は男系男子しかダメと言ってる愚馬鹿が
政治や言論の方面では権力を握っているんだから、古臭さの
腐敗臭がすごい。
しかしあらためて思うが、日本とインドの合作でアニメを
製作するという前人未到の企画を立ち上げたSさんは大した
女性だ。
子供も育てながら何度もインドに足を運ぶバイタリティーが
凄いというしかない。
なんと映画製作の夢を見ているというから、大胆だ。
もし『おぼっちゃまくん』の映画製作なんてことになったら、
わしも仕事をしぼって、シナリオ作りに打ち込むしかなく
なるだろう。
ソフトを日本で、ハードをインドで、というのも画期的だが、
今回は漫画原作がなく、脚本から絵をインド側が描くので、
インドの演出者も大変だと思う。
非常に真面目にこの企画に打ち込んでくれているらしく、
インドの製作陣にも敬意を表したい。
日本文化の面白さを知らせようと、今回、万の利休という
キャラを茶魔の相談役として出し、茶室での会話シーンを
書いたのだが、インド側の絵では、茶室の畳がフローリング
になってるとか、湯呑をテーブルに置いているとか、ミスを
真っ先に発見する女性も大したものだ。
女性チームの中には、マニアックな茶魔ファンがいて、
一晩中、茶魔アニメを見ながら話をする会を開いていた
という話が驚いた。
その仲間の間では、貧ぼっちゃまの哲学はみんな理解
していたらしいから、『おぼっちゃまくん』のファンには、
頭のいい女性が多いようだ。
『おぼっちゃまくん』のアニメに携わるチームが、日印
ともに、茶魔への愛にあふれているのがありがたくて、
わしもますます力を入れねばと意を新たにした。