それでも希望の年にしよう!
小林よしのりライジングVol.491
配信です!
今週号のタイトルは
「サブカルしか勝たん!」
年が明けても、というより年が明けたらより一層、八方ふさがりになってしまった感のある日本。
しかし、それでも、希望を見出していくしかない。
そして、もしも希望があるとすればこれしかない。
「サブカルしか勝たん!」
今の日本が世界に対して勝てるものは、サブカルだけだ。そこからどこまで希望を広げていくことができるかを考えるしかない!
最近話題の作品の数々を論評しながら、日本の強み、日本の希望を語ろう!
新春特別寄稿掲載!
笹幸恵
「あれも女、これも女。縄文時代にみる『女性崇拝』」
昨年末の動画番組でも語っていたように、いま、縄文時代にどっぷりハマっている笹さん。
1万3000年ほども続いたといわれる縄文時代。
その圧倒的な長さからしても、縄文時代に日本人の精神性の土台が作られたということは十分考えられる。
縄文人は何を思い、何を感じて生活していたのか?
縄文時代については未だにわからないことだらけ。
数多く出土している土偶も、何のために作られたのか、まだはっきりわかっていないが、確実に言えるのはその多くが女性の姿を表しているということ。
見れば見るほど感じられる、女性を尊ぶ縄文人の精神性。
これを考えると、立ち返るべき日本人の原点が見えてくる!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「へんなミニ政党がなぜこんなに増えたのか?」
選挙の度に現れる、ヘンテコなミニ政党。
出ては消え、出ては消え、もともとミニ政党なのにさらに内輪もめを起こしたり分裂したりする醜態を晒したりしているが、それでもまたヘンテコなミニ政党が新たに現れる。
それは、いったいなぜなのか?
そこには、比例代表制の問題がある。
よく言われる比例代表制のメリットは「死票を減らすことができる」というものだが、こんな票なら、死んだままのほうがいいのではないか?
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…確かに、日本の現状にはちっともいい材料が見当たらない。国際社会において、政治力では全く勝てない。そもそも国家としての軍事力の点で勝てないのだから、どうにもならない。
今の日本が世界に向かって勝てるのは、サブカルだけだ。「サブカルしか勝たん!」という時代がやって来た。他に希望はない!
『ゴジラ-1.0』に始まり、『シン・ゴジラ』、宮﨑駿の『君たちはどう生きる』、Netflixで見た『プルートウ』、『はじめの一歩』、YOASOBIの『アイドル』…等々、小林よしのりにしか語れないサブカル評から、現在の日本の強みを読み解こう!!
※笹幸恵氏の特別寄稿
…縄文時代にハマっている。
この日本列島に生きた縄文人たちは何を思い、何に喜び、何を畏れて日々の生活を送っていたのだろう? 知れば知るほど縄文沼にハマる。
そんなわけで、数年前からあちこちの縄文遺跡を巡っている。今回は、八ヶ岳山麓にある縄文遺跡について紹介したい。
長野県から山梨県に連なる山のふもとには、縄文時代中期を中心とした遺跡がたくさんある。ここから発掘された遺物からわかる、縄文人の「女性を尊ぶ精神性」とは?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…昨年は、どうにもならない内輪もめを起こしている日本保守党の様子や、陰謀論を信じて大同団結したはずが大分裂に至った参政党の様子を観察してレポートした。
日本保守党は、現在ネットで大量の候補者を公募していて、すでに200名以上が応募しているらしい。参政党と似たようなネットを使ったかき集めで、どんな人間が躍り出て、なにを演説しはじめるのかと思うとげんなりする。では、このような「へんなミニ政党」がなぜ次々と出てくるのか? 少し考えてみたい。
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…週刊誌が商売のために成功者を引きづり下ろそうとする風潮は、今後も収まることはない?
毎年の年末に思うことと、年始に思うことは一貫している?
紅白で流れる演歌が、ここ40年ほど変わり映えしないのはどうなの?
自分はネームのみ考えて、別のクリエイターに漫画制作を託すというのはアリ?
先日の震災を機に再び、X等で外国人差別デマを振り撒いているネトウヨらには、どう対応するべき?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第520回
「サブカルしか勝たん!」
2. 特別投稿・笹幸恵
「あれも女、これも女。縄文時代にみる『女性崇拝』」
3. しゃべらせてクリ!・第447回
「人気独占! 2024年のぽっくんを見てクリ!の巻【前編】」
4. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第314回
「へんなミニ政党がなぜこんなに増えたのか?」
5. Q&Aコーナー
6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
7. 編集後記