DOJOサポーター・だふねさんの
投稿をご紹介します！

昨日、写真家の篠山紀信氏が亡くなられたようです。
かつて、よしりん先生も撮っておられましたね。

これは人づてに聞いた話ですが、篠山氏がある現場で、横からグシャグシャと注文をつけてくる人に対し、

「撮っているのはアタシなんだから。文句言うなら、作品を見てからにしてもらえます？」

と一蹴したそうです。
これこそ、プロの表現者の言葉だよな、と感じます。

よしりん先生も、「プライドだけ高くて自分の意見を押しつけてくる」人に対し、

「お前の意見がおもしろけりゃ、おまえが作家になれるはずだろ。この世でいっちゃんおもしろいのはわしの意見じゃい」（『ゴー宣』➂より）

と、相手がメチャ恥ずかしくなるようなことをのたまっておられます。

よしりん先生の周りでは常に「勘違いした素人」がうるさいので、煩わしい思いをされていることでしょう。
が、先生は相手になさらず、ご自分の道を突き進んでくださいませ。（私も自戒します。）

篠山紀信氏のご冥福を、心よりお祈りいたします。

その、篠山紀信氏撮影の写真がこちら！

誰が見てもほとんど小林よしのりとはわからないであろう写真で、『ゴー宣』の単行本の表紙としてはどうなんだろうという疑問が湧きそうですが、これぞ篠山紀信の作品！って感じです。

実はこの写真は、当時扶桑社から出版を計画していた書きおろしの「恋愛論」の本のために撮影していたもので、その計画が流れてしまったので『ゴー宣』の表紙に使用されたという経緯があります。
つまりこの写真は、本当は「小林よしのりが恋愛を語る」というイメージで篠山氏が撮ったものだったのですが、その恋愛論、出版されてたらどんな本になっていたんでしょう？

そんなことも思い出しつつ、篠山紀信氏のご冥福をお祈りいたします。