諸々の取材がてら、所沢の角川武蔵野ミュージアムでやっている「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」を観てきました。
この催し、実物のダリの絵そのものは展示されていないのですが、ハイテクを駆使したものから、ローテクだけど知恵を巡らせたものまで様々な観せ方をしており、好みは分かれそうですが、僕は中々に楽しめました(観に行く方のためにネタバレは控えます)。
それは純粋に「観客として」の面もありつつ、「催し」の演出としてヒントになる、様々な仕掛けに触れられたのもありました(観ながら色々思いつきまくっていたので、だいぶ無意識に独り言いってる怖い人だったと思います(笑))。
例えば、思いついたアイデアの一つを使うと、最近トッキーさんが書いている「ゴー宣欄外名言」なんかも、「リアルの場所でのイベントならではの体験型エンタメ」にする事ができます!
また、逆説的ではありますが、「生ならでは」と思っている感動や興奮も、単純に記録や配信するという事ではなく「心が動いた原因」をより深く追求することで、ネットや書物などを通した表現への昇華のさせ方がまだまだ無限にあるなと感じました。
この会場の運営元である角川は「メディアミックス」という言葉・戦略のパイオニア的な存在ですが、単に「様々な媒体」という意味に留まらず、他者の五感に訴えゆさぶる手法を多彩にミックスさせて行けば、提供側と観客の両方が共鳴しあいながら現実を動かしていく触媒としての「表現」を実現できそうです。
ここの所、ちょっとクローズでお披露目会をやりたいぐらい(笑)色々なネタがたまっているので、ゴー宣DOJOのあらゆる部分に投入して行きます!
余談1
ところで、角川武蔵野ミュージアムといえばあの「インスタ映えする本棚」が有名ですが…個人的には、蔵書のセレクトにもう少し注力してほしいなあと思いました(一方、「普通の図書館」の偉大さを再認識しました!(しかも無料で使えるなんて!))
余談2
このブログのタイトルの元ネタがわかった人は、相当なゴー宣オタクです(笑)