とうとうクリスマスも終わり、いよいよ2023年も終わりですね!
ここ最近はやたらとモーツァルトのレクイエムを聴いております。
家には何十種類ものレクイエムのアルバムがありますが、禁断の音楽はやはりチェリビダッケ&ミュンヘンフィル(1995年EMI)でしょう。チェリ最晩年の録音ですが、言葉や概念を厳格に構築していっているのに、同時にそれらが相対化され脱力し溶解していくかのような、二律背反的演奏。そして、とにかくスピードが「遅い」。しかし、テンポとしてはこの曲の表現にはこれが適正なのではないかと確信させる設定。スピードとテンポは違うのだ、と改めて気づかされます。
チェリはフランス国立管との録音(1974年、Altus)もあるのですが、こちらはもっとあからさまに神経質で厳しい音楽。この対比も面白いです。
こういう魔界の音楽はイヤ!もっと健全なのがほしいの!という方はムーティ&ベルリンフィルのもの一択でしょう。変態盤が欲しい方は、ボロディンコというウクライナのピアニストがレクイエムをピアノ版に編曲したものを独奏で弾いているものがオススメです。無声映画を見るような、ともまた違った感覚になります。声楽や言葉までをピアノの単一音に引き直すって、頭おかしいやろ。でも、こういう狂気、好きだよ☆
ということで(?)、今夜はクソすば2023年ラスト回!!
政治学者のケネス・盛・マッケルウェイン教授(東大)、憲法学者の横大道聡先生(慶大)と私倉持で、今年のニュース、事件、判決等を1人1トピック取り上げて議論していきます。
是非ご覧ください♪
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