大好評、大反響、興奮冷めやらぬ先週の生放送、
『歌謡曲を通して日本を語る~甲斐バンド特集』。
その中で、よしりん先生が甲斐よしひろさんと同じ高校に通って「無線部」に入っていた話が出てきました。
『ゴー宣』の中でも高校時代のエピソードは度々出て来て、どれも印象深いものばかりです。
ゴー宣という作品の方向性を決定づけた作品のひとつともいうべき『青春の差別』とか、
『戦争論』に描かれた、学年集会で「制服廃止」を提案した話とか、
てんかんの持病があった女子生徒との、甘酸っぱく苦しい思い出とか、
青春ごっこに溺れず、孤独を求めていた学園祭の話とか…
どれも紹介したいものばかりですが、今回はこれ。
ごく初期の作品『幻想美人論』
(『ゴーマニズム宣言1』収録・第30章、1992年)
よしりんが話しかけているのは貧ぼっちゃまの顔のモデルで、この人も同級生。
2ページしかない作品ですが、すごく深い!
名作『最終フェイス』のテーマにも直接つながっているし、『歌謡曲を通して日本を語る』の中でもよしりん先生が度々言及する「健気な女」の話でもあります。
そしてラストのごーまんでは、世の中のブスを救う唯一にして全く現実的な方法を提示しています。
これはお薦め、読むべき一作です!