チェブリンに、ある曲をピアノ演奏だけで歌ってみたいと
要望したら、弾いてみたらしく、「今の自分には無理だから、
ピアノを習いに行く」と言う。
彼女の仕事の忙しさは知っているし、その上で「ゴー宣DOJO」
全体のプロデュースをこなし、さらに現在「歌謡曲を通して」
のために楽器も歌唱も練習している。
その忙しさの中で、ピアノを習いに行く時間があったら、
身体を休めた方がいい。
その曲は断念しよう。いつかずっと先でやるか、オケを使って
誤魔化そうと提案した。
だが、習いに行くと言い張るから、わしはプロになるわけじゃ
ないと力説した。
チェブリンの情熱は凄すぎるから、わしはあくまでも、素人の
範囲内で、歌謡曲と言論を融合させる遊びで楽しませるだけ!
絶対にプロにはならないんだ!と説得して、ピアノを習う
ことは断念させた。
チェブリンは怖い。わしの自己評価が低い、そんなんで
ライブはやれないとガンガン叱るし、東大通みたいに目標に
向かってずんずん邁進するから、ブレーキをかけなければ、
仕事や家庭や現場が崩壊する危険性がある。
一般市民の中にも過剰なエネルギーを持っている者がいる。
上手く使えば「公」のためになるが、誤って使えば犯罪者
になる。