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高森明勅
2023.12.21 09:33皇統問題

皇位継承問題のスケジュール感、来年前半に一先ず決着か?

12月19日、額賀福志郎衆院議長は議長公邸に
立憲民主党などの幹部らを招き、海江田万里衆院副議長と共に
皇位継承問題を巡り、会談を行った。

立憲民主党からは野田佳彦·馬淵澄夫両衆院議員が出席された。

そこではNHKをはじめメディアが報じた内容よりも、
もう少し踏み込んだやり取りもあったようだ。

政界は「一寸先は闇」と言われ、岸田文雄内閣は苦境が
続いているが、国会関係者のスケジュール感としては、
来年の通常国会の間に「立法府の総意」をまとめ、
法案化に繋げたいという意向らしい。

勿論、大きな政治変動があるかも知れないので予断を許さないが、
来年の前半には一先ず政治の場における決着を迎える
可能性が浮上している。まさに正念場だ。

今回の会談の具体的なやり取りを見ると、
立憲民主党内の最終的な意見集約がどのような形になるか
不安が残るものの、やはり野田·馬淵両議員の役割は
大切なものになりそうだ。

国民として政治プロセスへの働き掛けを行う場合、
差し当たり上記のスケジュール感を頭に入れておく必要があるだろう。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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