「FLASH」2024年1月2、9、16日号掲載の「夫婦の絆」第9話を読んでいたら、「ありゃ!」という名前の雑魚キャラが!(詳細は本編を読んでね!)
ここは「コスプレ」をしてみようと服装を似せたのですが、ただの「虫歯が痛くて不機嫌なオッサン」みたいになってしまう…。髪とヒゲを伸ばすには時間がかかりますし、あの形のメガネも持っていません。
というわけで、「歌謡曲を通して日本を語る」の演出と同じく現実とCGのハイブリッドでやってみることに!
まずは素体を準備して…
長めのオールバックにイメチェン。
角形のメガネをかけさせて、
ヒゲを生やすと…反社と結託してる感が出たかな?
あ、一応バランスで事件後の「こっち」も!(なぜこうなったかは本編を読んでね!)
※うろ覚えで作ってから再度読んで気づいたけど、社長はこんなにボコボコにやられてはいなかった…(笑)
さて、「コスプレ」は物語世界の人物を現実世界に再現して楽しむ遊びなわけですが、衣装や小道具の準備から、メイクや表情の研究の手間。そしてイベントに集まってのお披露目と、フィジカル(物理的)要素がてんこ盛りの「贅沢」な遊びだと思います(私も詳しいわけではないので、きっと想像以上の大変さと、それを超えるだけの面白さがあるのでしょう)。
一方、上で行ったCGとのハイブリッドであれば、ほとんどお金もかからず、30分程度で凝った「コスプレ」が作れてしまう。これぞまさに「早い!安い!うまい!」の牛丼イズム(?)ファストフードならぬ「ファストプレジャー」といった所でしょうか。
現在、フィジカルに何かをやるという事はどんどん「贅沢」になっています。身近な例では、郵便料金もはがきが63円から85円と3割以上の値上がりになるなど、多くの人の収入は増えないどころか実質目減りする中、「モノ」や「コト」を実際に動かすハードルはどんどん上がり続けています。
それにただ流されて、物理的な実存を完全に失ってしまいたくはない。だけど、それを嘆いて足踏みするような時間は1秒だって惜しい。
料金も高額な本格スタジオに(それ以前に練習等にも多くの時間を費やしている)大人が何人も集まり、その一方であらゆるデジタル技術も前のめりで投入している「歌謡曲を通して日本を語る」などは、そうした現実に真っ向から突入して行くチャレンジだと思っています。
本質の護持を目的に置きながら、常に現実と対峙して変化と守旧のバランスを追求し続ける。その意味では、極めて「保守」的な姿勢のプロジェクトであると、私は考えています。
すでに来年に向けて色々なことが動き始めている、ゴー宣DOJOの各イベントも、物理的に人が集い、作り、語る事の喜びを来場した全ての人に味わってもらう。その一方で、本質を未来にまで繋いで行くために、あらゆるテクノロジーも最大限に効果的な使い方を追求する。そんなハイブリッドを実現するための戦術を、四六時中考えています。
皆さん、来年もあらゆる「贅沢」を、一緒に全身で堪能して行きましょう。