ブックライティングの仕事が難航しすぎて、
あまりにもうまく書き進められないので、
ここしばらく机の前で涙がでてくるぐらいの状況に
はまりこんでいたんだけど、
ひとまずのところで原稿を送って、
きょう東京の編集部とオンライン会議でつないだら、
「本2冊分になっちゃってますよ」
と言われた。
全然書けてないと思っていたのは、自分だけだったらしい。
「ここはもっと背景知らないと」「ここも調べないと」
といろんなことが気になって、必死の気持ちで突っ込んでいたので、
資料読みばかりで1日かけて5~6枚しか進まないという日が
何日も何日も続き、全体がうまくいっているのかどうかが、
わからなくなっていた。
煮詰まるというより、疲労でなにがなんだかわからなくなってただけかも。
自分の書いたものが、どこにキモがあって、どこが良くて、
なにを追加したら引き締まるのかというところを、
本づくりのプロから言ってもらえて、
それが自分が思っていたこととズレていなかったので安心した。
私の入れた完全フィクションの部分が、すごく面白いと言って
もらえたのでテンションを持ち直した。
単純だけど、テンションは、私にとってものすごく大事…。
1時間ぐらいざっくばらんにいろんな話をして、
終わらせ方の想像がついて、まとまってきたので、
なんとかがんばって2月ぐらいには上がりそうだ。
とにかくうまく書けてると言われたのでほっとした。
個人的には、この仕事のおかげで東南アジア各国の状況や、
理系の天才の人々について詳しくなった。
取材期間がとびとびで4年もあったけど、
ベトナム、台湾、シンガポール、いろんな国の天才から
話を聞くという貴重な出来事が多かった。
もうちょっとだ、がんばるぜー!