【ゴー宣欄外名言集 第3回】
父権はないと言ってもあるもんはある。倫理がないと言ってもあるもんはある。理屈はいずれ描くが、まずそれを感じられるかどうかが、知識の知恵の原点であり、情報脳インテリには感じられなくなるところがヤバイのである。
(SPA!1995.7.12)
これはオウム事件の真っ最中に書かれた言葉で、この後に「そうゆうインテリがまさに麻原にだまされているというのが、オウムにおける若者論なのだ。」と続いています。
しかしこの言葉はオウム事件に限らずあらゆることに当てはまるものであり、『ゴーマニズム宣言』の核とも言えるものです。
理屈は後からついてくる。まずは直感で感じられるかどうか!
その直感こそが先祖から受け継がれた「常識」に根付いているものなのでしょう。
ところが情報脳インテリ、学歴秀才は先に「理屈」で考え、直感の部分はむしろ否定していきます。
そしてその結果、やることなすこと全てが狂っていくわけです。
この言葉から28年経った今も何も変わらない、いや、むしろさらに酷くなっているようにしか思えません。