NHKの朝ドラ『ブギウギ』は今、支那事変の泥沼化から日米開戦へ向かう時代をやっていて、「贅沢は敵だ」のスローガンが溢れ、街頭には国防婦人会が繰り出して派手な身なりの人を吊し上げ、そして笠置シヅ子がモデルのヒロイン・スズ子は、舞台の端から端まで駆けまわって歌い踊る持ち前の派手なショーを禁じられ、カカシのように棒立ちで歌うことを強制されているところです。
こんなことをやったからって、戦争に勝てるわけじゃありません。
しかし、「前線の兵隊さんが苦しい思いをして戦っているんだぞ!」という不合理な言葉でマスコミも軍人も国防婦人会も「自粛」を強制し、従わざるを得ない同調圧力を作り出していきます。
おそらく視聴者の大部分は、「おかしな時代があったものだ」としか思わないでしょう。
しかし、これと全く同じ時代が今年の春まで出現していたし、一部ではまだ続いているのです!
派手なイベントもお出かけも全て取りやめにさせられ、自粛を強制された3年間。
しかし、そんなことをやっても、新型コロナの感染抑止にはなんの効果もなかったのです!
全く不合理な理屈でマスコミも政府も民間の「自粛警察」も、要請という名の「強制」で従わざるを得ない同調圧力を作り上げていました。
その総括を誰もしていない!
だからこそ、今、この本が登場する意味はとてつもなく大きいのです!
『コロナと敗戦、失敗の本質』
コロナ禍の3年間のよしりん先生の闘いを、
オール漫画、全1冊で集大成した
決定版総集編!
これ1冊で全てがわかる。
未来に残すべき書、
12月16日発売です!!