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小林よしのり
2023.11.28 06:49日々の出来事

力のある者に頼るしかない。

「歌謡曲を通して日本を語る」は音楽番組ではない。
歌がヘタすぎて音楽番組は無理だ。
申し訳ないが、歌の部分の切り抜き動画はできれば
作らないで欲しい。恥の拡散にしかならない。

歌のヘタさを、大須賀氏の技術による演出でごまか
してもらうしかない。
大須賀氏は歌詞が見えなくなるポカをやっていたが、
その問題はすでに解決したようだ。
その上での新たな表現方法を見つけたらしい。

問題なのは、歌ってのはヘタでも楽しいらしくて、
一曲歌うと、観客のテンションが上がってしまい、
しばらく話してると、次の曲を聴きたいと思って
しまうらしい。

前回は2曲目と3曲目の間が長すぎると感じたようで、
4曲用意した方がいいと言う者もいる。
もしLIVEでやるとしたら(LIVEを考えている時点で
無謀だと思うが)、4曲以上は必要だろうという意見も
ある。

総合Pの集客とエンタメへの野心は尋常なものではない。
それが「公論」に直結すると信じているので、わしは
引っ張られていくしかない。

チェブリン・モン子に歌わせて、わしの負担を減らし
たいが、例えば甲斐バンドには女が歌って映える曲が
ない。男の歌なのだ。
1月はチェブリンの見せ場があるが、甲斐バンド特集
では、楽器で頑張ってもらうか、イメージ映像として、
大須賀氏にチェブリンを映してもらうしかない。
大須賀氏との打ち合わせの時間が必要だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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