日本劣化の原因分析と、劣化最前線観察!
小林よしのりライジングVol.484
配信です!
今週号のタイトルは
「学歴秀才が日本を劣化させる」
小林よしのりの意見は、多くの場合「少数意見」となってしまう。
後になって「これが正しかった」と証明されてから、多くの人が同じことを言い出したりするのだが、それを唱え始めた時は「少数意見」で、バッシングを受けながら主張をしていたというケースがほとんどだ。
一体、なぜそうなってしまうのか?
その理由は、実に簡単である。
しかし、それが日本社会の全体を形成しており、しかも日本人ひとりひとりの精神を根本から蝕んでいるものだから、とてつもなく根深い。
これが日本の劣化の根本原因だということは、明白に分かっている。
この問題を解決しなければ日本の復活はあり得ず、ただ腐っていくだけだということも目に見えている。
しかし、そう唱えること自体が、現状では圧倒的少数意見なのである。
これをどう打破すればいいのか?
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「フランケンシュタイン? つぎはぎだらけの自称保守たち」
作家・百田尚樹が結党を宣言した「日本保守党」は、今月17日に正式に結党され、党の重点政策が発表された。
もはや自民党にすら満足できず、さらに「右」へと突っ走ろうという者たちが集まった日本保守党。史上初めての「ネトウヨ」の可視化ともいえるこの党は、何を理念として、何を実現しようとする政党なのか?
とはいえ、そもそもネトウヨに「理念」などあるわけがないし、現実感のある政策など、なおのこと期待できるわけもない。
やっぱり、案の定、予想通り、いや、予想以上に、その「重点政策」はトンデモのてんこ盛りだった!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…先週号で書いた「イスラエルよりウクライナだ」は、ライジングの読者には大好評で、やっと納得がいったという感想を多数もらった。
しかし、予想通りとはいえ、これと同じ意見を唱える知識人は一人もいない。こんな意見は、マスコミには皆無である。
決して「逆張り」などしていないのに、わしの意見は圧倒的少数となることが非常に多い。時には今回のように、唯一の意見になってしまうこともある。
なぜ、いつもそうなるのだろうか?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…日本保守党は、ネトウヨ党員を集めるためなら、朝鮮人ヘイトでも、障害者差別でもなんでもござれという凄まじい状態である。
LGBT法を契機に動き出したところから、「もうポリコレにはうんざり!」「もう既存の大政党にはうんざり!」というような反動や幻滅が炸裂したように見えるが、その炸裂の仕方がとにかく支離滅裂だ。
今月17日、日本保守党が正式に結党され、党の重点政策が発表された。そこから見えてきたのは、日本保守党=「明治アナクロ」+「江戸アナクロ」説、そして日本保守党=「安倍愛憎の結晶」説である。日本保守党は、実は「安倍晋三アンチ」なのかも!?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…自身の考えが世の中に広がって欲しいと思う?
近年、学校給食の質と量が「刑務所より酷い」くらいに低下している?
逸材を見出してきた喜多川氏は日本史上で不世出の大プロデューサーでは?
望月記者は「被害者」と訴える人達の発言の検証・裏取りもしなければ、各国の歴史につ いても一切調べようとしない?
先生の反グローバリズムや反原発という考えには共感するのに、自分はその恩恵を受けて いるという矛盾をどう考えれば良い?
左翼思想はまだ歴史が続いている日本の文化と根本的に相容れないのでは?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第513回
「学歴秀才が日本を劣化させる」
2. しゃべらせてクリ!・第440回
「キャンセルに負けるな!アイドルは不滅ぶぁ~い!の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第307回
「フランケンシュタイン? つぎはぎだらけの自称保守たち」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記