日本作曲家協会は、ジャニー喜多川に贈った日本レコード大賞特別文化賞を取り消したそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a786418d6f43209e4635b266f6b9045a42e0b1
数ヶ月前はあったはずの「人格と作品は別」という意見は、あっという間にきれいさっぱり消え失せてしまいました。
もっとも、ジャニーズ事務所の後継者だった藤島ジュリー景子が最初に「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたいと思います」と言っちゃったのだから、どうしようもありません。
「痕跡を一切消す」、まさにこれこそがキャンセルカルチャーです!
どこの弁護士の入れ知恵か知らないけれども、ジャニーズ事務所が真っ先にキャンセルカルチャーに全面無条件降伏してしまったことは、今後どれだけの災厄を招くか、わかったものではありません。
しかし、ジャニー喜多川の痕跡を完全に消すというのなら、ジャニーが手掛けたタレントは今すぐ全員芸能界から引退しなければならないでしょう。
ジャニー喜多川が手掛けた楽曲は全て放送禁止、ネットやサブスク等での配信も全部停止、レコード、CD等も残らず回収しなければならないでしょう。
ジャニー喜多川お別れの会に8万8千人ものファンが参列したことも取り消して、2019年9月4日の東京ドームには誰もいなかったということにしなければならないでしょう。
やれるもんならやってみなとしか言いようがありませんが。
よしりん独演会の感想にもありましたが、やはりキャンセルカルチャーは「焚書」であり「文化大革命」みたいなものです。
人間はちっとも歴史に学ばず、野蛮な行為を繰り返すという、最悪の例と言っていいでしょう。