公論イベント初開催の「よしりん独演会」、
公論サポーターのメーリスから、れいにゃんさんの感想を
ご紹介します!
『よしりん独演会』を開催して下さりありがとうございました。
これを生で体感した方には宝物ですね。
よしりん御伽草子の動画が気になって気になって…
私はタイムシフトで当日夜に視聴できました。
皆さんの投稿で、どうやら小学生の男の子も聴衆にいると分かったので、
『これは面白くなる』とある種の安堵をもって観ました。
先生はきっとその子に伝わるように『きみたちはどう生きるか』と
問うだろうと思ったのです。
どんな感想を持ってくれたでしょう?気になります。
コッキーよしりんで笑いのツボを持っていかれたあと、直ぐに、
なぜ、こんなに先生の作品、特にゴー宣に惹かれるのかが腑に落ちました。
『真実を知りたい』と思っている人間には、偽善を徹底的に嫌う
『善の模範』の目を通したゴー宣が、人生の指針になるのは当然です。
お父さまのエピソードを作品中で沢山披露されていますが、
お母さまとの対比で「左翼的だけど優しい人」と描かれることが
多い印象でした。
なので、今回の二部の話は驚きと共に興味深く聞かせていただきました。
『父殺し』『オイディプスコンプレックス』の解説は世に多くありますが、
ご自身の体験を絡めて、被害者の目線に収まらないお話は圧巻でした。
西洋演劇の原点とも言われる『オイディプス王』は父殺しと
母との性的な関わりがセットで悲劇として描かれています。
小林少年が父殺しの完全犯罪を考えるシーンは悲劇の香りがしましたが、
小林青年が、母を父の暴力から守ろうと立ち塞がり『父殺し』を
成し遂げた瞬間のなんと清々しいことか!
『弱者のルサンチマン』はそこにはありませんでした。
先生は虐待をうけたかもしれませんが、被害者ではなく、サバイバー。
生き抜いた子どもです。
私は『父殺し』を体験していないまま、死別などで自分が『父』の
立ち位置にきた虐待被害者は、その攻撃対象を母性に向ける可能性が
あると感じていて、あらゆる悲劇を生んでいる気がします。
(母は守ってくれなかった、であるとか、安全圏にいてズルい、といった
ルサンチマン)
無駄に女性皇族を貶める心理にも似ていると思います。
甘えといえば、まあそうなんですが、先生に甘えて攻撃してくる
アンチが可愛く思えるほどに醜悪です。
女性の『生理コンプレックス』については、もう、それを抱えた人は
気の毒だと思います。
祝福を呪いに変えた周囲こそ呪われろ!
ただ、この世から男をキャンセルなんか出来ないし、戦争はいつか
起こるんだから。
戦争、悪人正機、人権VS文化、キャンセルカルチャーに立ち向かう為の
言葉の武器を戴きました。
濃厚な三時間でした。
講義形式で、立ち姿で演じきったよしりん独演会、名公演でした。
どうもありがとうございました。
※『ジャニー喜多川が下からマッサージ…』でP音ならぬノイズが入る
天然の演出もさすがで、笑ってしまいました。