皆さん、書店の棚を見ていて気になる語感のタイトルがあると「ん?これは…きっとこんなストーリーなんじゃないか?」と想像することがあると思います。
そこで今回は、有名な作品タイトルを使って、まっさらの状態からAIにあれこれ想像してもらいました。
まずはこちら。映画「ブレードランナー」の原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」です。本家についての情報は使わないように指示を与えてあります。
そして、出来たストーリーがこちら。
ほうほう。元ネタとは違うけど、けっこうそれっぽい雰囲気のあらすじが出来ました。大したものだ!
続いて、このあらすじを画像生成AIに入れて、イメージを描画してもらいました。
なるほどなるほど!良いんじゃないでしょうか。個人的に「鼻毛ケーブル」が気に入りました。
では次に、村上龍のデビュー作「限りなく透明に近いブルー」を書いてもらいました。
徹頭徹尾退廃的な元ネタと違い、小学生にも安心して読ませられる雰囲気になっていますね。それでは、イメージも描画してみましょう。
映画も安心して親子で観られる感じ。泉の対岸にいる、あらすじには出てこないカラフルな妖精みたいなのが気になりますね。
では、ちょっと語感が似ていて、やはり子供向けではない田中康夫の「なんとなくクリスタル」は?
ファンタジックだなあ。まあ、元ネタが描かれた当時の日本の姿も、今からすれば十分にファンタジーなんですが…では、イメージも描いてみましょう!
なんとなくじゃなく、がっつりしっかりおもいっきりクリスタルですね。
それではラスト。Flash最新号で衝撃的な第一のクライマックスを迎えた「夫婦の絆」は?
あ!なんと、夫が記憶喪失という所が共通している!
とはいえ全体には、全2時間中の1時間45分あたりで主人公が絶叫して思いをぶちまけるタイプの、予告編で内容の9割を把握できる邦画っぽい感じもしますが…描画イメージはどうだろう?
ああ、なんかよしりん先生作品とは全く違うタイプのサイコホラーっぽさが無くはないかなー。
さて、全体を通して、AIは割と破綻していない、けっこうしっかりしたあらすじを作るのに驚かれた方も多いと思います。
たとえばこれらのプロットを「常識の足場」として、そこから自らの狂気でどれだけ独創的な狂気にジャンプできるか、というたたき台にしてみるのも面白そうですね!