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小林よしのり
2023.10.4 09:24日々の出来事

純粋まっすぐは世の中を劣化させる

堂本光一がアイデンティティの危機に陥っている。
どうやったってジャニー喜多川のエンタメ精神から逃れられる
はずがないから引退も考えているなどと言っている。

堂本がそこまで純粋まっすぐに思い詰める必要はない。
これはキャンセルカルチャーという左翼運動の結果なのだから、
いずれ揺り戻しが来る。
東山を見ても、ジャニーズの男子は純粋培養された者が多くて、
この偽善と悪にまみれた社会を生き抜く力が弱いようだ。

ジャニー喜多川は悪魔ではない。
マスコミが作り上げた幻想だ。
マスコミの集団ヒステリーのほうがよっぽど悪い。
偽善こそが悪の本質であって、正義を振り回して他者を叩く者は
狂人である。

人間は自分の悪を飼い慣らす強さが必要で、強者しか弱者を
救えない。
エンタメの才能がある者は多くの人々に生きがいを与えて
いるのであって、簡単に才能を捨ててはならない。

全くマスコミは魑魅魍魎の餓鬼だらけで、世の中を劣化させる
ばかりである。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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