4月13日の「ゴー宣道場」は萱野稔人・朴順梨両氏を
ゲストに迎えて、嫌韓ブームとヘイトスピーチ排外主義
の背後を探る重要な回になった。
終了後に参加者が書いてくれたアンケートを紹介し、
回答します。
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まず朴さんの現場で感じた感覚(反日といっても韓国の
街中では平和であるとか)が良かったです。
反対の立場へも理解を試みる知性主義も好感を持ち、
それは著書から一貫しているなと感じました。
(東京都・36歳男性・CGデザイナー)
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朴さんが自分たち在日に対して、「叩き出せ!」
「殺せ!」と罵倒している側の人間に取材したのだから、
立派です。
これは敬意を払わねばなりません。
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朴先生のお話は意外で、ヘイトスピーチにはまる人の中
には意外と普通の人(リア充)がいるとの事で、
自分の中にあった先入観(ある意味、宗教化した考えに
ハマって優越感にひたり、新大久保あたりでさわいで
いるアホ共)がくつがえされた思いがしました。
貴重なお話だと思います。
(宮城県・43歳男性・会社員)
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日本人は1対1で対面して話したら、良識的な態度になる
のだが、集団になると「赤信号みんなで渡れば恐くない」
と暴走する。
これは貧困層の者だけでなく、リア充も同じです。
ネットで匿名で人をバッシングするのも、集団性に
「個」が埋没する日本人の特徴でしょう。
日本人は「個」がない者が多い。
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ネトウヨを理解するために「パイを守る危機感を共有しな
ければならない」との萱野先生のお話は発見でした。
が、それを主張、発信するための表現がなぜ
ヘイトスピーチになるのかは、また別の問題として
考えなければならないのかとも思いました。
(埼玉県・44歳女性・パート)
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無自覚の閉塞感が今の日本人の大多数にあるのだろう。
敵が欲しかったんだろうね。
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リベラルを自称される萱野氏の話がとても勉強に
なりました。
外国人との雇用と社会保障の「パイ」の奪い合いの
くだりは、排外主義に対する自分のもやもやしていた
思考が一挙に整理された感覚がありました。
討論番組終了後の氏が聞いた「財源について聞かれなくて
よかった」という(左派国会議員の)つぶやきは、
右も左も思考停止している状況をよく表していて、
暗澹としました。
(群馬県・33歳男性・訓練生)
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排外デモは右翼も左翼もやってるが、左翼の中には、
「小林よしのりがネトウヨを生み出した」と非難してる
者もいる。
北原みのりもそのタイプだが。
右にも左にも反知性主義がはびこっている。
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歴史事実を検証し、正しいことを知ることと、
国際的に発言することは別であり、それを間違えると
橋下市長のように批判を受けるということが、
とてもわかりやすく腑に落ちた。
国内においては逆ブレを起こさせないよう、しっかりと
歴史検証を正しく広め、国外においては、戦勝国の
作った戦後秩序の中でいかに日本の立場を守り高めて
いくかを考えなければならない。
しかし、これをわからない人が多すぎるために日本は
国際的に孤立する可能性が高まっていくのだろう。
(埼玉県・36歳男性・高校教諭)
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その通りです。
未だに自民党議員もこれが分かってないし、
自称保守&ネトウヨも全員分かってない。
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ナショナリズムの定義について改めて知ることが
できました。
そして右も左も関係なくナショナリストなのだ、
という事実が、目から鱗でした。
そして「在日」という単語が「非国民」と同義の
記号である事も理解できました。
レッテル貼りの単語は、空しい。
(東京都・39歳男性・会社員)
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左翼リベラルもナショナリストだという明快な分析が、
萱野氏の真骨頂ですね。
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しばき隊の方に対する小林先生の言葉に感動しました。
ゴー宣の魂を伝える迫力がすごかった。
やはり特効薬なんてない。
考えつづけなければならないと再確認させられました。
今までで一番濃密な道場でした。
(埼玉県・40歳男性・介護リハビリ)
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カウンターデモを「生きがい」に出来るはずはないの
だから、彼らも分かってくれると思う。
むしろ排外デモの側は「生きがい」にしてるから、
可哀そうな馬鹿なんだよ。
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今回のテーマに限らず、共同体の崩壊の問題が根底に
あると感じます。
運動の魅力に捕らわれず、思考し続けるというのは
孤独なつらい道ですが、やらねばいけないと感じました。
(東京都・41歳男性・会社員)
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公園の草むしりする市民が一番偉いんだって。
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萱野氏の「なぜ彼らは排外主義になるのか?を問うのでは
なく、なぜ我々は排外主義にならないのか?という問いを
立てなければならない」という指摘は、考えさせられた。
排外主義者を他者として外部化して排除するのではなく、
他者になりうる私をこの世界にどう位置づけるべきか
という事だと思った。
誰しもナショナリズムからは逃れられないので、
その枠組みに彼らを取り込んでいかなければならないと
思った。
この考えが他者に対する寛容さを産むのかと思いました。
(神奈川県・33歳男性・学生)
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全部救わなけりゃならないんだけどね。
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私自身が「排外主義」となっていない理由を考えてみると、
何度もブレてきた経験がとても良かったと思います。
ブレることで異なる意見や主張にも接する機会が増え、
思考することが強いられたことで視野が拡がってきました。
お話を聞いていて、どうしたら優秀な兵士を作れるかを
分析した「人殺しの論理」にあった“考えさせない“ことが
人を殺せる優れた兵士を作る最良策というのを
思い出しました。
(茨城県・52歳男性・会社員)
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思考を止めた者は、人間を放棄した者なんだ。
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自分の中で「保守」の定義が180度変わってしまった。
名護市長選で数日前に石破さんが自民党候補者当選の際は
500億の助成を行なう発言に名護市民はNOをつきつけた。
「お金より大事なことがある」は保守の概念だと思う。
東京で行われた「オスプレイ配備反対」行進
(那覇市長や市・県議団参加)ではヘイトスピーチを
あびせられた。
ネトウヨの次の対象は沖縄になるかもしれません。
ヘイトスピーチの変な機運を根絶しなければならない
危機感を感じました。
常にそのような戦いをされる小林先生を応援していきます。
(沖縄県・45歳男性・製造業)
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そうか。それで沖縄から参加しに来たんだ。
沖縄に居ても、「保守とは何か」を考え続けるとは立派だ。
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非常に意義のある時間でした。エンターテインメントの
中で、物語(ストーリー)を作り、読者に提供することで、
当事者(在日)意識を追体験してもらうことだけで
伝えられると思っておりましたが、メカニズムや
置かれている状況を、外からも見つめる視点が必要だと
思いました。ありがとうございました。
(東京都・47歳女性・小説家〈在日です〉)
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どういたしまして。
何か役に立ったのなら嬉しい。頑張ってね。
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カウンター側には保守、右の人も多いが、小林さんと
考えが近い人たちがかなり多い。
反差別・反レイシズムは、日本社会の「保守」だと
考えています。
小林さんが「どっちもどっち論」(=在特会は悪いが
在日〈またはカウンター〉も悪い)的なものに一切
くみさないのはとてもフェアだと思いました。
萱野さんの「そもそも人間は差別するもの」というのは、
理性への妄信を拒否する保守主義の考え方だと感じました。
(東京都・31歳男性・会社員〈元しばき隊〉)
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おお、君もアンケートに応えてくれてたのか!
これはこっそり言うが、わしだって若かったら、
反レイシズムのデモをやってたかもな。
血の気が多かったから。
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よしりん先生が紹介した『永遠のファシズム』という
本の「不寛容は小さいうちに潰していく」という話は、
以前のゴー宣道場でネトウヨ共を放っておくと
オウムのような団体になると言っていたことを思い出し
ましたが、状況は、ナチスのような極右党が誕生するかも
しれないことを知り、道場の意義の深さを感じました。
(静岡県・23歳男性・自衛官)
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獣の暴走になると、もう止められないんだ。
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やはり現在の嫌韓・嫌中の原因は「ネット」であると
思います。
「ネット」は極論のきっかけとなり、自分の知りたい
方向の情報だけを都合よく集められ、それ以外の情報は
避けることができる。
どちらの意見にしろ、ちゃんとした論拠で書かれている
事が多い「本」「書籍」から情報を集めることをしない。
これが「反知性主義」と言え、「ネット」と同意義語で
あると思います。
それにはまりやすいのがヒマなニートであり、
何かよりどころがほしい非リア充が多いということは
確率的に不思議ではありません。
最後の小林先生の言葉は至言でした。歴史と政治は違う。
これを体現できる政治家の誕生を望みます。
「中庸の保守」これからのキーワードはこれかもしれません。
(神奈川県・39歳男性・会社員)
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呆韓論・嫌韓論・犯韓論・愚韓論・・・本もくだらんの
ばっかり売れるけどね。
さっさと消費してほしい。
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中国の反日デモの参加者の多くは、日本人と接したことも、
日本へ行ったこともない人だと聞きます。
結局、相手を皮膚感覚で感じ取っていないことが
排外主義の根っこにあるように思います。
わが国の嫌中憎韓も、根本は相手のことを自分の皮膚感覚
で捉えることができてはじめて、改善に向かうものと
考えます。そう簡単なことではないと思いますが…。
(東京都・45歳男性・講演・著述)
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どこの国民も1対1なら良い人だが、国が絡むと
たちまち人格が変貌するというのもある。
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笹さんと泉美さんがますます美人になって魅力的になって
きていると感じてしまうのは私だけでしょうか。
やはりパソコンの前で聴く道場よりも五感のすべてを使って
体験する生の道場は最高です。
継続的な開催が復活すると知り、嬉しい半面、皇統の
問題がまったく進展していないことに危機感を覚えます。
(埼玉県・40歳男性・地方公務員)
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美人はナマで見た方が実感するよ。
ハードル上げておこう。
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ゲストの萱野先生、朴先生のお2人の活躍が素晴らしく、
SKEのエビフライデーナイトばりに活火山のごとく
強烈な意見が飛び交う楽しい現場でした。
たまにはゲストが入ると燃えますね。
脊髄反射の獣のような感情を押し出すのではなく、
冷静かつ戦略的な知性でもって挑むべきだと思いました。
…色々偉そうなこと述べましたが、まず一般人として
世の中のことに関心をもつことと、小林先生を注目し
続けることをやめないでおきます。
(神奈川県・29歳男性・介護職)
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エビフライデーナイト、誰も分からんぞ。
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私は差別される側の人間(中国系)なのでゲストの
両先生の話はかなり実感しながら聞くことができた。
特効薬はないという萱野先生の話は本当にその通りだと
思った。
人はだれでも排外的要素をもち、それ故にだれもが
排外的になり得る。
私はそうならない為には何よりも知性であり、
思想をすることが必要だと思う。
大変に地道なことであるけども、だからこそどれだけ
思想ができる人間を増やすことができるのかにかかって
いると思った。
ただ、話を聞いていて困るなと思ったのは、中韓に対する
排外主義者が目立つあまり中韓に対するちゃんとした
立場での批判が、排外主義と同じように見られてしまう
のではないかという恐れがありました。
批判することと、差別を許さないことは決して矛盾しない
と思っています。
(千葉県・23歳男性・大学院生)
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その通りです。
中韓を批判しにくいくらい、排外主義が邪魔!