先日、「ミヤネ屋」で元フォーリーブスの北公次(2012年没、享年63)が出ていたジャニーズ告発のビデオというのを放映していたのですが、見てまず気になったのが、「製作・著作 村西とおる事務所」の字幕。
なんでここに全裸監督が!?
…と思って、とりあえずウィキペディアで「北公次」を検索してみたら、この人、1978年にフォーリーブスを解散と同時にジャニーズ事務所を退社、その翌年には覚醒剤取締法違反で逮捕され、その後は郷里で就職したりアルバイトしたりして、芸能界に復帰してもパッとせず、結婚して離婚して、結局は金銭的に行き詰まり、郷里の田辺市に蟄居してたそうです。すると、
「ジャニーズ事務所を糾弾するため、各所を奔走してジャニーズの裏情報を募集していたAV監督の村西とおるから復帰話を持ちかけられる。しばらく村西の元でマジシャン修行などをするも、北が村西の元を去ったことにより復帰話は一時頓挫」
しかしこれをきっかけに暴露本「光GENJIへ」を出版することになり、その流れで村西とおるのところで「光GENJIへ」のビデオ版を出したようです。
なお「北自身は後年、「光GENJIへ」シリーズ出版やそれに伴うジャニーズ批判活動で得たギャラや収入はライブや酒につぎ込んだ、ライブも最初のうちは本の話題性で客は来ていたが長くは続かなかった、ギャラに目がくらんで恩人を裏切ってしまった後悔の念を述べていた」
だそうです。
貧すれば鈍するというか、なんというか…。
フォーリーブス解散以降何をやってもうまくいかず、年取ってきて金もなくなったところにうまい話持ちかけられて、やっちゃったわけですね。
そこに後ろめたさもあるから、とにかくことさらオーバーな口調でしゃべって「被害者」を演じていたわけですね。
北公次は亡くなる前日に書いた遺書の最後を、こう締めくくっていたそうです。
「今まで応援ありがとうございました。
そして最後にどうしても言わせていただけるなら
ジャニーさん
メリーさん
ありがとうございました
感謝しています。」
今日はこの後、ジャニーズ事務所の記者会見があります。
いったいどういうことになるんでしょうねえ…。