昨日の「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の記者会見を見て、呆れ果てました。
被害者には証拠も証明も時効も不要で賠償せよとか、言いたい放題!
ジャニーズ事務所や、「任意」でテレビ局などのメディアからもカネを出させて「事実の究明や対話による救済」のために基金を設置するべきだなどと提言、さらには、一般的ケースとしては被害者一人当たりにつき一律百万円といった補償で解決とすることが多いが、そういう形をそのまま適用することは望ましくないというような発言もありました。
つまりは、被害者だと名乗りを挙げさえすれば検証不要、何十年前のことであろうと、ジャニーズが潰れるまで、限度なく賠償が受けられるようにしろと言ってるようなものです。
さらには刑事告発の書類をまとめていて、海外での訴訟や人権救済の申し立ても検討しているといい、今後も、「無数・多数・無限にいる」「まだ見ぬ被害者」を掘り起こしていくつもりらしい。
何度でも言うが、「当事者の会」代表の平本淳也は、今年3月のBBCの番組では「初体験がジャニーさんだって今も笑い話しで言うくらい。」「自分はそこまでやられてないから被害に遭っていない。」「親は、ジャニーさんにお尻くらい提供しなさいパーンみたいな。」とあっけらかんと答え、「ジャニーズの入り方指南」も書いていた人物です!!
こんなうさん臭い人物の仕掛けに乗って、ジャニーズ事務所が潰れるまで叩き続けようというのか!?
何の法的根拠で!?
ジャニーズ問題は、典型的な「キャンセルカルチャー」の様相を呈してきました。
キャンセルカルチャーは、法治主義から逸脱しています。
法の不遡及の原則がなく、何年、何十年前の言動を問題として、これを現在の価値観で裁き、その企業や人物が完全に排除することを目的として行うのがキャンセルカルチャーであり、これは法治国家にあるまじきリンチ以外の何物でもありません。
Yahoo!ニュースの投票では、ジャニーズ問題の「再発防止特別チーム」が作成した、いったい何様だと言うくらいに居丈高にジャニーズ事務所を糾弾した報告書を「どう評価しますか?」という質問に対して、
全く評価しない 53.5%
とても評価する 22.8%
どちらかというと評価する 16.6%
どちらかというと評価しない 5.2%
と、「評価しない」が「評価する」を大幅に上回っています。
https://news.yahoo.co.jp/polls/45016
Yahoo!ニュースを見ているが自ら投票した結果なので、無作為抽出の一般世論調査とは違っている可能性がありますが、もしそうだとしても、少なくともテレビ・マスコミの世間とネット内の受け止め方は全然違うと言うことはできます。
もしもこれまでがジャニーズ非難一色になってしまったら、日本はもうキャンセルカルチャーが止められない、非常に危ない社会になってしまうのではないでしょうか?