いやね、ここ何日か「陰謀論」がらみで悩む事が多すぎて(もちろん、主に井上正康先生の件ですが…)心が少し疲れてるので、今日は昨日の記事を書いてたら思いだした珍エピソードを。
実は、伝統・新興や宗派などを問わず、宗教界は楽器・音響機器業界にとって非常に大きなお得意様です。
これは「闇のつながり」などではまったく無く、教会にはオルガンを売るし、神社には神楽の笛太鼓を売るし、斎場での読経だってけっこうなマイクとスピーカーを通しますものね。健康的な、需要と供給の商取引関係です。
さて、突然話が飛びますが、以前ある機材メーカーを訪問した際、1980年代の終わり頃に出た、当時の最先端だったデジタルレコーディングの機材が置いてありました。
あくまでイメージ。この機械ではないです。
僕がこの世界に入るずっと前のもので、現物初めて見たので「これどんな所に入ったんですか?」と質問したんです。
当然期待してた答えは、坂本龍一の個人スタジオとか、小室哲哉のツアーセットとか、そんな感じのやつ。だけど、真っ先に返ってきた答えが
「ショールームにオウム真理教がやって来て、全部現金一括で買って行きました。」
!!!
セットだと1,000万円ぐらいするはずですが、その種の機材を、ヨドバシカメラにテレビを買いに来たみたいな感じで持って帰る人、普通はいないです(^^;)
あれかなあ、歌手デビューしたくなった麻原が
「カネはある!いっちゃん良いヤツすぐ買ってこい!」とか言って
信者たちがショールームに
「すいませーん、いちばん良いやつくださ〜い」と来て持ち帰った…。
そんな流れだったのかなあ…と思います。
でも、という事は
例の「そんし〜そんし〜そんしそんしそんし〜」とかあれらの奇妙な曲は、当時最先端の高価なデジタルレコーディング機材で作ったんですねぇ…。
そんであのサウンドか!!
ところでオウムが買った機材はどうなったんだろう。上九一色村とかで解体されちゃったか、それともまさか後継団体とかがちゃっかり持ち去っている?
もはや全ては闇の中です。