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笹幸恵
2023.4.30 09:48日々の出来事

軍艦島に行ってきました。

軍艦島の建物が崩れていっているという。
あああ、いかん! 行かねば!!

思い立ったが吉日、長崎へと飛びました。

正式名「端島(はしま)」。
海底炭坑の島として岩礁を埋め立てた島。
高層の鉄筋コンクリートの建物が密集し、
その姿が軍艦「土佐」に似ていることから
軍艦島と呼ばれるように。
最盛期には5300人以上が生活し、
一時は人口密度が日本一(なんと東京の約9倍)。
RC造アパートは大正5年竣工で日本最古。
昭和33年の段階で、テレビの普及率100%(日本一)。
昭和49年に端島砿は閉山。以後、無人島に。
そして今では世界文化遺産を構成する一つとして登録されている。

上陸ツアーでは、ゆっくり写真が撮れるよう
島に近づいたら周遊してくれる。
うぉぉ、この威容!!!


そしてごく一部だけなのだけど島に上陸し、
廃墟となった建物を間近で見ることができる。
人がいなくなって繁茂した緑が、
なんともいえず郷愁を誘う。
朽ちた窓枠から、ひょっこり誰かが出て来そうな、
そんな生々しさが残っていました。


こちら↓は出島で見た泥面子。
どうやって使ったのかよくわからないのだけど、
むちゃくちゃカワイイ。


港には一躍有名となったダイヤモンドプリンセスが
碇泊。グラバー園の丘の上に立ったときには、
ちょうど横浜に向かって出港するところでした。


一泊二日の強行軍。
ふぅぅ、攻略完了。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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