倉山満氏はついに
「そんなに皇位を安定継承したいなら、世襲をやめればいいのでは?」
と言い出しました。
ちぇぶ氏が指摘している通り、これは
「女系天皇が誕生するくらいならば、皇統が断絶してもいい」
と言っているに等しいことです。
しかし、これは特に驚くほどのことではありません。
私は以前から男系固執派が、
「男系でなければ天皇ではない」とか、
「男系継承できなければ皇室は滅んでもいい」とか言うのを度々聞いてきましたから。
けれども、
「男系継承できなければ皇室は滅んでもいい」という主張は、その前提部分の
「男系継承できなければ」という条件が、もうとっくに崩壊しています。
「男系継承」で続けることはできないのです。
男系固執派も、これを可能とする方法を一切提案できていないのです。
つまり、男系固執派は事実上、
「皇室は滅んでもいい」
という主張をしていることになるのです!!
男系派の主張は「皇室は滅んでもいい」であり、
極左の主張は「皇室は滅ぼさねばならない」です。
いまや両者の主張は五十歩百歩、紙一重なのです。
男系固執派の正体は、「皇統断絶容認派」です!
これに対して我々双系派は「皇統継続熱望派」です。
これはレッテル貼りではありません。
確固とした根拠のある事実です。
対立の構図は、もはや
男系か双系かではなく、
「皇統断絶容認」か、
「皇統継続熱望」か
なのです!!
なので今後は「男系派=皇統断絶容認派」
「双系派=皇統継続熱望派」という表現を、私は意識的に使っていこうと思っています。