インド版『おぼっちゃまくん』アニメ制作の
モチベーションがどんどん上がってきて、わしは
ついに第１回目のアイデアを思い付いた。
日本でも描いていないあっと驚くアイデアだ。
日本ではシンエイ動画の優秀な脚本家が参加して
くれるそうだし、なにしろインドには膨大な人数の
アニメーターたちが待っている。
日本で考え、インドで制作する！
なかなか面白いプロジェクトじゃないか。
膨大な人数のスタッフを得たという感覚で、主体的に
関わっていかなければ損だ。
４億の子供たちを夢中にさせるアニメをぜひ作りたい。
わしの70代の仕事としては、巨大なスケールになる。
１回目のアイデアは出たから、2回目、3回目と作って、
テレビ朝日の始動を待っていよう。
インドのプロデューサーは喜んでくれると思う。
昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」（光文社）にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」（扶桑社）にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」（幻冬舎）にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。
