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小林よしのり
2023.4.17 06:02日々の出来事

人間関係が楽しい日だった

昨日の「よしりん十番勝負」は3番勝負にしてやっと
意義あるものとなった。
井上達夫氏の活き活きとした様子が良かった。
井上氏の著書も全部売り切れ、サイン会に長蛇の列が
出来ていたらしい。
控え室でもご機嫌な様子で、なんと場外乱闘にも参加して、
わしは一次会で帰ったが、二次会にも出ていたというから、
わしとしてはもう井上氏に楽しんでもらったということが
大満足だ。
公論サポーターから「また呼んで欲しい」という要望が
多いから、きっとまた来てもらおう。

菅野志桜里氏の日本国内に国際刑事裁判所のような
ものを作りたいという発言には驚いた。
素晴らしい構想だと思う。
相変わらずスケールの大きいことを考える「人物」と
言ったら味気ないので、「女」だなぁと思う。
女ってスケール感がないから面白くないが、菅野氏は
未来や夢を感じるから面白い。

昨日、驚いたのは菅野氏の息子だ。
なんという頭のいい子なんだ。
戦争についてわしにどんどん質問を発してきて、
国家同士の戦争~テロとの非対称の戦いに移ったはずが、
再び国家対国家に移っていること、台湾侵攻になると
何が起こるか~かつての戦争における便衣兵との戦い、
住民虐殺が起こる構図、なぜ日本兵はバンザイ突撃を繰り
返したか等々、まるで大人との会話をしているように、
質問と答えが連続していくから、大人と会話するより
面白い。中一の頭脳にしては並外れている。

井上氏が警備の屈強さに感心していたが、サポーター
たちの万全の体制のおかげで安心して開催できた。
ふぇいの、わしに自分の仕事に打ち込んで欲しいから
雑魚は任せてくれという発言もありがたく、よっしー
さんがみんなからのプレゼントがあると言うから、
何ごとかと警戒したが、なんと紙袋いっぱいの
カップ麺で、どれを誰が選んだが書いてあるので、
これは画期的で楽しいと思った。
昨日はなんとも人間関係が「楽しい」日だった。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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