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笹幸恵
2023.3.9 13:15皇統問題

週刊新潮、既報の焼き直し、デマ垂れ流し!

昨日、デイリー新潮にこんな記事が載った。
愛子さまと“新たな交流”が始まった二人の兄弟とは
「旧宮家」の好青年の素顔
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/03081131/?all=1

愛子さまと賀陽家の兄弟との交流について伝聞のみを垂れ流し、
八木秀次のふざけた妄想をそのまま掲載。

「もし旧宮家の方々が養子に入るとすれば、今上陛下との血筋の近しさから
常陸宮家がふさわしいのではないかと思います。
愛子内親王殿下と賀陽家のご令息とのご縁がよい方向に進んだ暁には、
まずお子様のいらっしゃらない常陸宮家にご令息が養子入りし、
その後にご成婚という流れが望ましい。
となれば、愛子内親王殿下は妃殿下として皇室にお残りになることができ、
男児が生まれれば天皇家直系の男系男子となる。
『皇位継承』『皇族数確保』という二つの観点からも、この上なく理想的なのです」

直系より男系、「男の血」「Y染色体」しか目に入らない完全なカルト。
あまりにも皇室を愚弄している。

で、このネット記事では、今日発売の週刊新潮で
賀陽家の「復帰シナリオ」について詳報すると結ばれている。
そんなシナリオがどこにあるのかと現物を確認したが・・・


どこにもない!!!


ネット記事を軽く膨らませただけで、コメントはほぼ焼き直し。

「政府は、すでに意思確認のため賀陽家とコンタクトを取っており、
好感触を得ているといいます。正憲氏ご自身も『自分の家が皇室に
復帰する可能性があることを肝に銘じて過ごしてきた』などと、
周囲に漏らしているのです」
と語る宮内庁関係者のコメントは、次のようになっている。

「政府は、すでに意思確認のため賀陽家とコンタクトを取っており、
好感触を得ているといいます」

「一昨年の有識者会議で重ねられてきたヒアリングでは、
複数の専門家が内閣官房の役人から『旧皇族の復帰となれば、
やはり賀陽さんの家でしょうかね』などと水を向けられていました。
そもそも、有識者会議の報告書で明記された養子案というのは、
実際にその意思を有する男子が存在しなければ定着するはずがない。
それを裏付けるように、正憲氏ご自身も『自分の家が皇室に
復帰する可能性があることを肝に銘じて過ごしてきた』などと、
周囲に漏らしているのです」

そして新潮はこう続けている。

つまりは「復帰シナリオ」への合意ができているというのだ。



!?!?!?
どこが!?

単に役人に水を向けられていた、という話、
周囲に漏らしていたという伝聞。
詳報どころか、復帰シナリオですらもない。
週刊新潮はなぜ自ら取材して裏を取らないのか。
こんなもの、でかでかと特集するんじゃないよ。
あまりに低レベル。



笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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