公論サポーター・メーリスから、
倉山満氏論破の投稿を
ご紹介します!
皆さま
お疲れ様です。
東海のちろのすけです。
愛子天皇論2話が掲載されたSPA!で倉山満氏が皇位継承についてコラムを書いています
遅くなりましたが感想を書きます。
倉山氏は日本の守るべき価値とは「皇室」であるとして、皇室を皇室たらしめるものは何か?を論じています。
倉山氏によれば皇室の本質とは三種の神器も、祈りも、天皇の人格や能力も、絶対条件ではなく「皇位の男系継承である」としています。歴代天皇の父親をたどれば必ず神武天皇に至る。「皇族は神様の子孫なのだ」としています。
「神武天皇は神様ではなく人間じゃん」
「神武天皇の実在は証明されてないじゃん」
とツッコミを入れたくなりますが、ここでは脇におきます。もっと重要な論点があるからです。
倉山氏は「皇位の男系継承とは、一般人の男を皇族にしないことである」と定義しています。そのうえで道鏡と足利義満を批判しているわけですが、倉山氏は自分が何を主張しているか理解しているのでしょうか?
倉山氏は以前から旧宮家系の男性に皇籍取得をさせることを主張していたはずです。しかしながら、旧宮家系の方々は我々と同じ憲法第三章の全面的な適用を受けている普通の「一般人」のはずです。
そして特に重要なのが、倉山氏が足利義満のことを「一般人」として批判していることです。足利義満は過去を遡れば清和天皇にたどり着きます。17世離れていた義満を一般人とするなら、現在20世以上離れている旧宮家も当然一般人となります。
倉山氏の定義した
「皇位の男系継承とは、一般人の男を皇族にしないことである」を正しいとするなら、旧宮家系の一般人の男を皇室に入れることは伝統を破壊する行為であり、倉山氏の過去の主張を真っ向から否定するものです。これは致命傷ではないですかね。
倉山満氏は2度と「旧宮家系の男系男子に皇籍取得」というプランを口にしないでいただきたいです。
自分で自分を論破する。これが倉山的手口ということでしょうか。
以上、長々と失礼しました。
これこそ完膚なきまでの論破というものです!
自分で言った言葉の中で完全な矛盾を起こしているのだから、もう反論のしようがないでしょう。
そこを無理に反論したら、さらに無様な破綻をさらけ出して、いい笑いのネタを提供するしかなくなるので、倉山氏にはぜひ頑張ってこれに反論してほしいところですが!
公論戦士の論破祭り、絶好調です!!