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泉美木蘭
2022.11.8 11:46

厚労省ワクチン推進のデタラメ:今日配信のライジングの補足

今日配信されるライジングの記事に、補足があるので書いておきます。
配信されてから投稿したかったのですが、このあと
予定があるため…。

1年ほど前のライジングで、
厚労省のワクチン心筋炎隠ぺいデタラメ報告」という記事を書きました。
厚労省は、コロナ感染後に起きる心筋炎の頻度を、
インチキ計算法で大幅に
増幅させたグラフを製作し、
まるで、ワクチンよりコロナに感染して心筋炎になり苦しむ若者の方が
多く、「ワクチン接種後の心筋炎」という副反応は大したことではない
かのようなイメージにすり替えたリーフレットを作り、
10代・20代の男性へのワクチン接種を推進してきました。

今回配信されるライジングでは、厚労省がこのリーフレットについて、
11月2日の衆議院・厚生労働委員会で問題を認めたことなどを
レポートしています。

そして、ここからが補足。
ところが、そのリーフレットは、現在も配布されていて…
ということをライジングに書いているのですが、
よく確認すると、現在配布中のリーフレットは、
委員会で指摘されたものからバージョンアップされた「第2版」
に切り替えられていました。
たしかに、問題となったグラフははずれされているのですが、
書かれている内容に従って、厚労省のQ&Aを見ると、

いずれのワクチンも、新型コロナウイルス感染症により心筋炎や心膜炎を合併する確率は、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を発症する確率と比較して高い(*)

(*)国内のレジストリに登録された、新型コロナウイルス感染症による入院患者のうち、15~39歳男性の心筋炎・心膜炎が疑われた報告頻度は100万人あたり834人(2021年5月31日時点データによる解析)

と記載されていました。

まじですか。
コロナ感染による入院患者のうち、15~39歳男性で心筋炎・
心膜炎
が疑われたのは「100万人あたり834人」と書かれていますが、
この時の実際のデータによれば、
心筋炎・心膜炎で入院していた15~39歳男性は、たったの4人です!

それを、わざわざ「100万人あたり」で計算して膨らませただけ!
委員会で指摘されたのもその点でした。

結局、ネットで目につく場所にあったリーフレットのグラフを
取り下げただけで、問題を問題とは認識しておらず、
厚労省の公式見解として、いまだに発信中。
これを踏襲して、心筋炎の副反応を心配する若者に
「でもコロナに感染すると100万人あたり834人も心筋炎に
なると厚労省が公式に発表していますからね」
と説明する医療機関だってあるでしょう。

ほかにも、ライジングでは、生後6か月からのワクチン承認について、
厚労省と厚労大臣の答弁がひたすらデタラメの連続で、
とにかく赤ちゃんにワクチンを打たせまくりたい、という目的だけが
先走っていることなどを書いています。
重大問題ですので、配信されたら、ぜひ読んでください。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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