『ゴーマニズム宣言SPECIAL
ウクライナ戦争論』
大好評発売中!!
公論サポーター・メーリスから、
感想のご紹介です!
東海支部のちろのすけと申します。
ウクライナ戦争論を拝読させて頂きました。遅くなりましたが感想を送らせていただきます。
序章がなんとベトナム戦争から始まり、最終章で占守島の戦いとウクライナ戦争を重ねるという誰も思いつかない構成になっていて、改めて小林先生の才能、総合知の高さ、そして全く衰えない画力に脱帽するしかありませんでした。
私が特に印象に残っているのは
『今のところ「国際法」くらいしか核なき弱小国には武器がないのである』
として国際法の観点から徹底的にロシアの侵略を批判している事です。このあたりはイラク戦争に反対していた時と変わらず小林先生は一貫しているなぁと感じました。戦争論3の時より国際法の描写がより深く、わかりやすくなっていると思いました。特に第7章と8章は道徳の教科書に載せて、学校で教えてほしいくらいです。
もう1点印象的だったのはウクライナの独立はソ連崩壊の「棚ぼた」で達成されてしまったので、ウクライナ人のナショナリズムが希薄だったという事です。クリミア半島を奪われてからナショナリズムが目覚めたと書かれていました。
日本も戦後、ナショナリズムが希薄なまま独立してしまいましたが中国に尖閣諸島を奪われれば目覚めるのか?などなど考えてしまいました。
終章の「占守島の戦い」は涙無しには読めません。北海道を守ってくださった英霊たちが戦後忘れ去られてしまった事を思うと本当に情け無い気持ちでいっぱいになります。そして英霊たちへの感謝の気持ちを思い出させていただきました。
ウクライナ戦争を日本の歴史に引きつけて、国際法の観点から徹底的に批判する。これは「戦争論」、「パール真論」という作品を作ってきた小林よしのり先生だからこそ出来る作品だと思いました。まさに歴史に残る大著です。
イラク戦争の際、
国際法に関する知識が皆無なのに、
「国際法なんか役にも立たない」
と暴言を吐いた「保守知識人」がいましたが、
ウクライナ戦争でも、
「国際法なんかしょーもない」
と言い放った「保守知識人」がいました。
これは日本の恥というしかありません。
そんな「知識人」こそ
「役にも立たない」「しょーもない」
無用の長物だったということは、
もう証明されつつあります!
国際法に関する考察は、
今後もさらに進んで行きます。
その序章として『ウクライナ戦争論』、
ぜひお読みください!!
序 章 終わりなき日常は来ない
第1章 ウクライナ戦争と生命至上主義
第2章 ロシアの悪を知らんのか? その1
第3章 ロシアの悪を知らんのか? その2
第4章 ウクライナ・ナショナリズムの歴史1
第5章 ウクライナ・ナショナリズムの歴史2
第6章 ウクライナ・ナショナリズムの歴史3
第7章 戦時国際法を破壊するプーチン
第8章 国際法無視は人類に対する攻撃
第9章 免疫の軍事訓練は国防と同じ
第10章 レイプ軍の伝統 その1
第11章 レイプ軍の伝統 その2
第12章 W徹の妄言
第13章 ドンバス・ロシア支配のカオス
最終章 占守島の戦い