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小林よしのり
2022.9.20 10:26日々の出来事

宗教とカルトの違いくらい分かるだろうに。

しかし「宗教」と「カルト」の違いくらい分かると
思うんだが、憲法上の「信教の自由」が不思議な
ことに絶対化していて、本来、公共の福祉の制限
がかかることすら忘却されている。

九州大学の南野森教授(護憲派)だって、統一協会
は解散させられると言っているし、解散させても、
「信教の自由」は保証されると言っている。
当たり前だ。
オウム真理教だって「アレフ」や「ひかりの輪」に
分派して活動してるじゃないか。

ただ、統一協会は心の安寧を保障する「宗教」では
なくて、単なる「集金カルト」なんだから、解散
させられたら、韓国の幹部のダメージは大きいだろう。
だからこそ「解散」させることが大事なのだ。

しかし統一協会を深掘りし、「宗教とは何か?」まで
わしが描かなきゃならなくなったら大変だ。
誰か正しい発言をしてくれなきゃ、わしがどんどん
描くこと増えてきて、もう対処しきれない。

ウクライナ戦争論は、国家とは何か?国際法とは
何か?まで描かなきゃならないし、「愛子天皇論」は
皇統の弥栄のために描かなきゃならないし、
『コロナ論』の総括をしなきゃならないし、
それでいて、来年発売される「ファクターM」を
今後も描くか否かの問題があるし、インドのアニメ
『おぼっちゃまくん』のこともあるし、わしはもう
飽和状態なのだ。
誰か「公」のことを任せられる人物がいないもの
かな?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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