エリザベス女王が亡くなり、その報道を見るにつけ
思うこと。
それは夫であるフィリップ殿下の存在だ。
海軍軍人だった殿下は、エリザベス女王が即位すると
自身は退役し、女王である妻を支えた。
公務の多くは夫婦一緒だった。
王室の中でさまざまな苦難はあっただろうけど、
「王配」として、女王を支え続けた。
エリザベス女王は在位70年というから、
70年前から夫が妻を支えるという関係があったのだ。
「女だから」天皇になれないという日本とは大違い。
女性が天皇になった例はあるのに、
「女だから」取るに足らないと一蹴され、
中継ぎなどと断定される日本とは大違い。
「女だと」王朝が変わる、などという輩がいる
日本とは大違い。
妻が夫を支える。
夫が妻を支える。
どっちもあっていいじゃないの。
それがより良いパートナー関係じゃないの。
施光恒氏は、欧州王室で女王が増えつつあるから
日本でも・・・という考えは浅薄だと
『正論』で書いていた。
どこが浅薄なのか。
私は男と女、いや支え合う人間同士の
理想的なありようをイギリス王室に見る。
エリザベス女王の在りし日の姿を見るにつけ、
「なぜ天皇は男でなければならないのか」
「男の血を引いていないとダメなのか」が
ますますわからなくなる。
まあ、原理主義だから、わかろうにもわからんのだけど。
ただ一つわかるのは、
男系固執派の主張や発想は、とことん女性蔑視でないと
出てこないということだ。
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