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小林よしのり
2022.9.2 06:29日々の出来事

古事記・日本書紀を「歴史的事実」と妄信する愚の弊害

今日は4時半に起きてしまった。
古代史の勉強をし始めて、日本人が古事記・日本書紀の
記述を丸々「歴史的事実」と妄信していることの弊害を
つくづく情けないと思って、熟睡できない。
もっと勉強しなきゃ、もっと本を読まなきゃと焦って
しまう。

コピペ施のように、自分で本を読んで勉強することも
しない大学教授が、男系カルト世間に阿って、愚にも
つかない妄言を繋ぎ合わせて世の中に発表してしまって
いる。
この学問を徹底的になめた態度を許すことができない。
これは「陣営」の問題ではない。
学問に対する愚劣な態度が許せないのだ。

わしはもう「天皇は、万世一系、男系のみで継承されて
きた」なんて言葉は信じないし、文字のない時代の記紀の
記述は全く信じられないし、記紀は確実にシナの影響を
受けてるし、明治ではそのシナ男系主義が強烈に補強
されてしまったと思っている。

もっと古代史や考古学の研究が進んだら、きっとこの
時代の日本人がいかに馬鹿だったかということを痛烈に
思い知ることになるだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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