8月7日放送の「そこまで言って委員会NP」では、 冒頭、倉田真由美が次のように発言した。 今すぐ長子優先という風に変えちゃうのは、 たぶん大多数の日本人にとって抵抗感があると思うんですよ。 でもやっぱり安定的なということを考えると、 将来的には絶対に視野に入れるべきとは思うんですけど、 「今の日本人にはまだ無理でしょ?」という意味で反対ですね。 大多数の日本人は「はあ?」と思ったに違いない。 今の日本人には無理? じゃあ、この先、いつの時代の日本人なら 無理ではなくなるのか。 なぜ無理だと思うのか、番組内では明らかにされていない。 「まだ国民の間での議論が足りない」とか、 「急激な改革は避けるべき」などと 思っているのかもしれないが、そうではない。 倉田自身が、かつて小林先生と三浦瑠麗さんとの鼎談で 「女性天皇のリアリティを感じない」と語っている。 ttps://www.news-postseven.com/archives/20220108_1717432.html?DETAIL
つまるところ倉田は、自分自身が受け入れられないことを 「今の日本人は〜」などともっともらしく、 さも国民が未熟であるかのように語っているだけ。 しかも国民の約8割は女性天皇を支持している。 大多数の日本人にとって抵抗感がある、というのは 完全なデマであり、ミスリードだ。 将来的には長子優先を視野に入れるべきと 付け加えてはいるが、もうこのひと言だけで、 倉田は皇室のことなんか本当は興味がない、 何も知らない、どうなってもいいと言っているようなもの。 藤井聡とそっくりだ。 皇位継承問題は、すでに「待ったなし」なのだ。 このままでは、愛子さまは結婚したら民間人となる。 悠仁さましか残らない。 悠仁さまが、①結婚して、②妃が妊娠して、③男児誕生 この3つの条件をクリアしなければならなくなる。 そもそも悠仁さまの結婚相手に、まだ「男子を産め」と、 努力ではどうにもならないことを我々は強要するのか? 妊娠も、産み分けも、どうにもならないことを わかっている女性自身が、女性にそれを強要するのか? 倉田さん、あなた、そんな世の中でいいんですかね? 今なお女性天皇にリアリティがないと思っているのなら、 それは完全に想像力の欠如である。