大阪のえみりんと電話で話し込んだのだが、やはり
絵心のある人だと確信した。
絵を描くことが好きでたまらないから、今でも絵の
練習をしている。
どうやって練習するのかと聞いたら、よしりん語の
カットを描くときに、描いたことがない要素が
出てきたら、写真や他の画家の描いたものなどを
参考にして描いてみるそうで、描けないものが
あったら悔しいのだそうだ。
わしが「これは描けるか?」「あれは描けるか?」と
課題を出すと、律義に練習していて、「描けない」と
答えることがない。
仕事が終わってから練習するのだから、よっぽど
好きなのだろう。
そもそも絵心のある人物は、絵の練習自体が苦痛
ではない。
70歳になろうとするわしを参考例に出すと、美人画
だけはスタッフに負けたくないとか、自分の首を
絞める意地があったりするから、すごく辛い。
美人を描くと、確実に時間がかかるのだ。
これもキャリア50年のわしの例だが、先日、ある
道具を使って絵を描いてみたら、あっという間に
時間が経って、一日が終わってしまい、
「しまった!楽しんで描き過ぎた!」と我に返る
ことがあった。
まるで子供のように絵を描いていた。
プロとしての「描き慣れ」がないから、まだまだ
シロウトだとつくづく思う。
今、えみりんにかなりハードルの高いある課題を
与えているのだが、これがうまくいったら、
よしりん企画の「準レギュラー」ということにする
しかないんじゃないか?
しかし、えみりんってオタクのくせにすごく喋るな。