昨日、所用で銀座をプラプラ歩いていたら、
数寄屋橋前で「日本維新の会」の
えびさわ由紀氏が選挙活動をしていた。
おお、これは庶民の声を届けるチャンス!!
ただしご本人は選挙カーの上で、隣にいた
吉村洋文副代表と誰かが軽薄なおしゃべり(失礼!)
を繰り広げていた。
近くでチラシ配りをしていた、やや年配のおじさんに
「えびさわさんは皇統問題については
どう考えているのですか」と話しかける。
予想どおり、通り一遍の男系男子継承を
おじさんが語るので、
「悠仁さまがいらっしゃると言っても、
男のお子様が生まれなければ皇統消滅ですよ?」
「一般国民を養子にと言っても、
そんなこと現実的に可能ですか?」
と言うと、
「変なフェミ女につかまってしまった」という
表情がマスク越しからでもありありとわかった。
なので、「私自身、勉強してわかったことですけど」
とつけ加えると、
「まあ、、、伝統を我々の手で簡単に変えるというのは・・・」
と言葉を濁す。
「伝統ではないですよ。古代は双系ですから。
あなたが伝統というのは、シナ文明のことです。
これも、勉強してわかったことですけど」
さりげなく、皇統のことを勉強しろよオーラを
出してみたけど、さらにイヤな顔をして
「貴重なご意見をありがとうございました」
と追い払われそうになった。
さらに食いついて、
「皇位継承問題のこと、どうか真剣に考えてください。
日本のためにも!」
と、言い添えて立ち去った。
私ったら、奥ゆかしい性格だと自分で思っていたけど、
結構図々しいのかもしれない。
さらにテクテク歩いていたら、銀座五丁目あたりで
「自民党」とかかれた選挙カーが。
自民か、しめたッ。
そちらに行って、チラシをもらう。
今回、参院選初出馬のむこう山じゅんさん。
ご本人は選挙カーの上ではなく、沿道で演説していたので、
キリのいいところで「皇統問題についてはどう考えていますか」
と話しかける。
すると、最初は「え」と戸惑っていた様子だったけど、
「私は、男性じゃないとダメって違和感があるんですよね」
とぽつり。
そりゃそうだろう。
女性の声が後回しにされていることを危惧して
立候補されているのだから、
自民党のおじちゃんたちと同じ、男系男子を主張したら
ソッコーでツッコミを入れるとこだった。
「おっしゃる通りで、自民党のベテランたちは
少しも勉強していないのです。
このままでは女性活躍なんて絵空事、
愛子さまが天皇になったら、どんなに
素晴らしい世の中になることか」
男系男子がいかに無理筋であるかを力説すると、
むこう山さん、うんうんと聞いて、名刺までくれた。
「勉強不足で」とおっしゃっていたので、
高森先生の著書をどうか読んでくださいと
伝えてその場を去った。
スマホに高森先生の名を入力していた。
フレッシュな感性で、当選した暁には
自民党で勇気をもって発言する政治家になってほしい。
4丁目の交差点で、「夫です」と襷をかけた男性が
チラシを一生懸命に配っていた。
好感を持った。
「庶民の声」が届いたかどうかはわからない。
けど、届けるって、やってみると楽しいね。
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