今日の #クソすば は久々に独り語りなので、またディープな世界に入り込みます☆
今日から参院選公示ですが、茂木幹事長が「参院選後の憲法改正原案提出」に言及するなど、また例によって憲法論議を深めない方向での憲法にまつわる政治家の発信が目立ってきました。
そんな中、今国会では憲法審査会がほぼ毎週開催された中で、唐突に9条についての議論も行われ、自民党からはいつもの9条残したまま「自衛隊明記」の再提案、日本維新の会からは9条改正のイメージ案が示されました。
そこで、維新の足立議員が持ち出したのが「芦田修正」論。
芦田修正とは、憲法制定当時、憲法改正小委員会委員長の芦田均が9条2項の冒頭に「前項の目的を達するため」を加えたことによって、現行憲法に何らかの仕掛けを埋め込んだのか?
もはや葬り去られたはずの過去の遺物とされていた芦田修正論が、なぜ今になっても亡霊のようにちらつくのか??
維新の足立議員や、足立議員が引用する東京外大の篠田先生の憲法論についても、その誤導を指摘させていただきます!(篠田先生は8月の公論イベントにもいらっしゃるようですので、予習にもちょうどよいですね。)
芦田修正論を巡る史実には憲法制定時の壮大な物語と政治的な闘争があったと思っています。その亡霊が、いま蘇ることの意味についても考えたいと思います。