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笹幸恵
2022.4.9 12:36日々の出来事

油壺の基地。

距離的にそんなに遠くないので、
いつでも行けると思ってなかなか行けない
関東近郊の戦争遺跡。
昨日は、かねてから気になっていた
三浦半島の油壺へ。

戦争末期、三浦半島は米軍を迎え撃つために
海軍がさまざまな特攻基地を急ごしらえしている。
特攻だけど、飛行機ではない。
小型水上艇「震洋」、
小型潜水艦「咬龍」
有翼潜水艇の「海龍」、
人間機雷「伏龍」などが
開発されていた。

油壺には、震洋と海龍を擁する突撃隊が
置かれていたようです。
今も、係留の杭や桟橋が湾内に残ります。


桟橋跡


係留杭と格納庫


テンション爆上がり中。すみません。


油壺湾
小学校や中学のときの遠足で来た油壺。
マリンパークしか覚えていないのですが、
ここから、敵を蹴散らすべく発進しようと
訓練していた若者がいたのですね。

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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