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泉美木蘭
2021.12.16 22:43

街の人出がすごすぎる。けど…

街の人出がすごすぎる。
一昨日は、クリスマスの贈呈品を買いに新宿伊勢丹まで出かけたけれど、
混雑ぶりがすごくて、ハンドクリーム1本買うのにずらりと会計行列が
できており、ずいぶん待った。
新宿ルミネに行くと、もっと凄まじくて、若者から親世代までが
セール中の店に殴り込んで、目当てのものをひったくり合っているので
閉口してしまうほどだった。
「渦中」に飛び込んで興奮状態になってしまえば、3密もなにも
関係ないのかも。

今日は今日で、原稿を書いていたら、キーボードのAとMと3が
押したきり帰って来なくなったので、急遽、秋葉原へ新しいものを
買いに出かけたのだけど、これまたすごい人の波だった。
マスコミの「オミクロン騒ぎ」とはギャップがありすぎて、不思議だ。
ただ、みんなマスクは手放せないでいる。

と思ったら、たまたま入ったショッピングモールで、
交響楽団のメンバーが演奏会を開いていて、
カルテットのうち、3人がマスクをしていないので、びっくりしてしまった。
1人だけ、一番年配のバイオリンの男性がマスクをしていて、
やっぱり気にしているのかな、まあ4人のうち1人ぐらいはね~、
と思っていたら、一曲終了後にその男性が、楽団の紹介をはじめて、
「ご挨拶が終わりましたので、マスクは外させていただきます」
と言って、ノーマスクで優雅に演奏を再開。
じわじわと人々の感覚が変わってきているのは、確かなのだろうと思う。

ただ、ワクチンメーカーは、3回目、4回目のブースター接種(の売り込み)に
意欲を燃やしまくっているし、
オミクロン株での治験なんか完了しているわけがないのに、
いきなり「オミクロン株に効果あり」なんて臆面もなく言い切っている。
そして、その言い分を、疑いもせずそのまま報じるメディアも相変わらず。
政府は政府で、ワクチン薬害は徹底して冷酷に突き放す&隠蔽する方向だ。

希望があると信じたいので、街ではしゃいでいる人々や、
満席の飲食店で大騒ぎしている人々の姿を見ると、
楽観的にとらえたくはなるけれど、
きっかけ1つで、日本人を覆う風向き、風圧はたちまちヤバイ方向へと
変わってしまうとも思う。

「楽観的」というのは、「悲観的」の対語で、感情的なイメージがあるけど、
実際には、あらゆる場面を精密に想定して、シミュレーションしたり、
科学的な判断を尽くしたうえで、「よし、これならば行けるだろう」
と得られた確信のようなもののことを「楽観的」と言うのだと思う。

コロナウイルスに対しては、正体を見切ってしまっても、
人々を動かし、あるいは自縛させている全体主義、
そのなかを漂う発信者の思惑には目を光らせ続けなければいけない。
ほめちぎられていたはずのニュージーランドの女性首相が、
とんでもない独裁体制に突き進んでしまった現在進行形のケースは、
ライジングでレポートした通りだ。

そもそもカジュアルすぎるPCR検査によって、
コロナを、エボラ出血熱や結核と同レベルの感染症として扱う
現在の区分が変わらなければ、終われない。
新年最初の「オドレら正気か?」は、めちゃくちゃ重要!

そして、買ってきたばかりのキーボード、今まで使っていたものと
感触がちがいすぎて、めっちゃ文章書きづらい。
キーボード選びも、めっちゃくちゃ重要や!

 

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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