10/21号の『女性セブン』にこんなタイトルが踊っている。
「秋篠宮さま『黒幕は誰だ!』小室圭さんに怒りの鉄拳」
ネットで公開されている記事はこちら。
https://www.news-postseven.com/archives/20211007_1697345.html?DETAIL
一読して、ぶったまげた。
ほとんど捏造のような記事ではないか。
米国での生活をサポートするという宮内庁の申し出に対し、
小室圭さんは「放っておいてくれ」という態度なので、
これには何か背後に黒幕がいるのではないか、
というのが要旨だ。
バカバカしい。全く荒唐無稽。
皇室関係者とやらのコメントがじつに悪質。
「秋篠宮さまが強く不信感を抱かれているのは、
“小室さんの背後で糸を引いている存在がいるのではないか”と
いうことだそうです」
「小室さんを動かす“黒幕”は誰か、宮内庁内でも
そこに神経質になっている人は少なくない」
「その存在(=黒幕)について小室さんに聞こうとも、
“お話ししたくない”の一点張り。
“そんな人はいません”と否定しないあたりが、
暗にその存在を肯定しているようで恐ろしいのです」
金銭トラブルについては小室圭さんが話し合いの席に着くよう
調整中ということに対して、
「これは果たして小室家側の発案なのでしょうか。
何か得体の知れない、不気味な存在が後ろにいるのではないかと
勘ぐってしまいます」
で、金銭問題を引き起こしたAさんに同情して締めくくっている。
・・・こんな記事、よく出せたもんだな。
女性週刊誌は皇族と共に歩んできたんじゃないのか。
良質な記事で、皇室のイメージアップにも寄与してきたはずの
女性週刊誌がこのありさま。
結局のところ、皇室の何たるかもさして勉強しないまま、
世の流れに迎合しているだけということを曝したに過ぎない。
バッシングに乗っかる軽薄さも嫌気がさすけど、
そもそも憶測と妄想が激しすぎる「皇室関係者」とやらの
コメントのみで記事を構成する、そのお手軽さにも反吐が出る。
週刊誌は売れてナンボ。
商売なんだから売れてナンボ。
そのスタンスは、よ~く理解できる。
しかしそのために良心と知性とジャーナリズムの矜持を
こんなにも簡単に手放せるものか。
私はそのことに絶望する。
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