仕事に関する本の合間に、コロナ関連の本2冊読了。
1冊は小林先生と井上正康先生の『コロナとワクチンの全貌』。
版元から一足早く送っていただきました。
タイトルのとおり、この1冊でコロナとワクチンのすべてが
網羅されていて、ゴー宣道場やオドレらの生放送を
見ていない人でも一から理解できる内容になっている。
対談形式なので、リズミカルに話が進み、
専門的な話もスッと入ってくるところが一番の魅力。
これは必携の書です。
普通に本が読める人なら、これはものすごい説得力を
持つだろうと思います。私は友人に配る予定。
先日、高森先生ともくれんさんと、本の感想動画を
収録しましたので、こちらも配信されたら
ぜひご覧くださいね。
もう1冊は、『コロナ禍で追いつめられる女性たち』
というルポルタージュ。
昨年秋、女性の自殺率が2倍近くになったことは記憶に新しい。
けれども著者の飯島裕子さんにいわせると、
昨年3月頃から異変は起き始めていたという。
シングルマザー、DVでステイホームできない女性、
非正規のエッセンシャルワーカー、
ひとり暮らしの中高年・・・
さまざまな立場の女性たちに焦点をあて、
国や自治体の支援から取りこぼされてしまっている
彼女たちの姿を浮き彫りにしている。
今なお日本の行政は「夫=稼ぎ手、妻=専業主婦(あるいはパート)、
子供ふたり」という家族形態しか念頭にないことが
ありありとわかる。
本書では女性だけを取り上げているけれど、
こうした家族形態を前提とした支援から取り残されている
男性もきっといることだろう。
社会の構造そのものを見直さないといけない時期に
きている。それも早急に。
著者の問題意識や怒りが、全編通して伝わってくる。
ちなみに本書は、ノンフィクションや調査報道の
サブスクWEBサービス「Slow News」で、
取材費用の支援を行うプログラムを使って取材・調査を行い、
連載していたものを書籍化。
ノンフィクションって、前もって企画があって取材費が出る、
というケースはあまりない(だから調査は全部自腹)。
回収できるかどうかわからない取材費用が必要なので、
ノンフィクションを書くために別の仕事でその費用を
稼がないといけない状態になる。
その負担が軽減されるサポートプログラム、
すごくいい取り組みだなあ~~~~。
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