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小林よしのり
2021.9.9 07:27日々の出来事

権威と世間で動く日本人の野蛮性

自分を「免疫弱者」だと思う人はワクチンに頼ればいい。
わしのように「免疫強者」であるし、免疫の軍事訓練をして、
自主防衛したいと思う者は、ワクチンは必要ない。
米国依存とワクチン依存は心理的に同じなのかもしれない。

ワクチンを打つも打たぬも「個人の自由」が守られるなら、
死にたい奴は勝手に死ねと言うこともできる。
ところが国家が「ワクチンによる集団免疫」を目指すと決めた
場合は、「個人の自由」は崩壊する。
それは日本人が「権威」と「世間」で動くからだ!

日本人は世間で動くから「全体主義」になってしまう。
世間の目を気にしてマスクをはずせない、世間の目を気に
してワクチンを接種しなければならない、最も悪質な全体主義
的感覚は、ワクチンを打たない人は「集団免疫のただ乗り」だ
という論法だ。
これは宮坂昌之氏も言っている。

この「世間による全体主義」が、日本人の野蛮性であり、
民主制や憲法を形骸化させる原因となる。

そして「ワクチンで集団免疫は作れない」という結果が
出てしまっても、惰性で負ける戦争を続けてしまうのが、
大東亜戦争の失敗の本質である。

変異が激しいmRNAでは、特異的にターゲットを決めた
ワクチンはたちまち無意味になる。
デルタ変異ですでに効果は短期間に消滅し、ミュー変異
では中和抗体はほとんど効かない。

ところが日本人がもともと持っている免疫は、この変異
に対して融通が利くのである。
だからわしは自分の免疫の軍事訓練に励みたい。
これこそが真の科学なのだが、畜群は科学より権威と
世間を選んでしまう。
わしは科学と個人主義のために戦っている。
日本人の悪しき世間主義を諫め、良き集団主義を活かす
ことが保守の役目だと思っている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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