昨日、電車内で「会話警察」に遭遇した。
友人との買い物の帰り、電車に乗って
他愛のない会話をしていたら、
目の前に座っていたおじさんが
いきなり「うっせぇな」と言ってきた。
60代、中肉中背、ラフなシャツに白髪交じりの頭髪、
不織布マスク。
さっきからスマホをずーっといじっていた男。
友人はとっさに「すいません」と謝っていた。
あ、あ、謝ったらいか~~~んッ。
ここは、ヤジ飛ばしたやつを沈黙してじーーっと見つめ、
気まずい雰囲気をあえて出す辻元清美方式でいかねば!
と思ったが、時すでに遅し。
仕方がないので、降りるまで目の前のおじさんを
ジロジロ見やるだけで終わった。
しかし大きな声で騒いでいたわけでもないし、
どう考えても責められる筋合いはない。
要するにもう、ほんの少しの会話でも
耳障りになるほどイラついてるんだろう。
神経過敏になっているんだろう。
おばちゃんの会話がうざいのはわかるけど、
「会話は控えめに」などという車内アナウンスで、
正義を味方につけたつもりで
自分の鬱憤を晴らしたに違いない。
あ~、いやだいやだ。
電車に乗ったら、ひたすら息をひそめていろと
いうことか。
なんだか本当にギスギスした世の中だ。
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