今週は書いたものやお話する機会が多くて、わちゃわちゃしていますが、すべてが自分の中の今の問題意識とどんどん繋がっていって、とっても面白いです。
コロナはいろんなことを露にしましたよね。この国の保守・リベラル(特にリベラル)という思想の脆弱性、民主主義の危うさ、立法や司法という国家機関の機能不全と無能力。全体主義的な市民社会と思考停止。「専門家」の欺瞞とそれでもお任せ権威主義。ヒステリーなだけで有害なマスコミ。
そんな中で、我々は「ソーシャルディスタンス」や「3密」といった謎ルールを「自粛」の名の下に強いられ、コミュニケーションに不可欠な身体性・肉体性を真綿でしめられるように奪われて行きました。このコミュニケーションが行われていた場こと、文化芸術の場であり、飲食の場であり、集会の場であったはずです。そして、それらは本来庶民が主役の民主主義の構成要素だった。それを自分たちで根こそぎ譲渡していて、本当にいいんでしょうか?
こんなことが、最近の対談や動画配信ですべてつながった思いです。
是非是非、お休みにたらたら興味が持てそうなやつをつまみ食いしていただくと嬉しいです!
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まず、水曜日の #クソすば 動画
①「個人の行動制限/ロックダウンで私たちは何を得て何を失うのか?」
ロックダウンロックダウンと叫んでますが、そもそも脆弱だった日本の市民社会における自由は、ロックダウンなんか自由にできるようにさせたら本当に窒息死します。
それに抗うためには、「移動の自由」の理解が欠かせません!果たしてこれは憲法上認められていて、どのような主張が可能なのか。
まさに、ここには身体性と、コミュニケーションが民主主義に不可欠ということを想起させます。
是非、コチラの動画をご覧ください
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https://www.youtube.com/watch?v=LrOmvjojSh4&t=2509s
②憧れのマエストロ大野和士さんとの対談も、表現や文化を不要不急という社会は人間らしい社会とはいえないということを強く感じさせられました。
まさにこれは自由論そのもの。現在の思考停止社会へのカウンターです。
前編『コロナ禍と表現~人間らしく生きることは不要不急か/指揮者・大野和士との対話(前編)コロナ禍で市民社会は権力によってだけでなく自ら進んで萎縮的になっていないか』
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021082700001.html
後編『芸術は難しい時期に人間的でいることを可能にする/指揮者・大野和士との対話(後編)~自由はその社会で存在することが困難なときにこそ逞しさやしなやかさが問われる~』
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021082700003.html?page=5
③本日8月28日20時~CALL4トークイベント
グローバルダイニング訴訟でクラウドファンディングの場を提供してくれたCALL4という団体が2周年を記念して、今夜20時~、夜の街や表現、そして飲食店等々についてトークライブを行います!
登壇者は、
セックスワーカー給付金訴訟やタトゥー裁判、GPS違法をとったりと刑事事件で大活躍の亀石倫子弁護士。
スナック研究会代表でつい先日『夜の憲法学』を書かれた東京都立大学教授の谷口功一先生。
”晴れたら空に豆まいて”という代官山のライブハウスオーナーの松嵜信太郎さん。
そして、わたくし、倉持麟太郎です。
コチラから見ることができます
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アーカイブでも見れますから、オドレらの後にでも、是非!