オリンピックに対するいじめが凄い。
出場する選手たちの気持ちなど一顧だにせず、
ボランティアを含む開催を担う人々の大変さなど
想像だにしない。
モーニングショーを始めとする老人メディアが、
オリンピック自体ををぎゅうぎゅうに締め付けている。
他のプロスポーツでは観客を入れて開催しているのに、
オリンピックになるとイジメてイジメてイジメぬく。
その様子は苛烈ないじめにそっくりで、
日本人のムラ社会的な、陰湿で執拗ないびり圧力が
ものすごくて吐き気がする。
食事も酒も出さないささやかなバッハ会長の歓迎会
すら非難する。
バッハ会長に対するバッシングは非礼で暴力的だ。
五輪いじめは結局「排外主義」が根底にある。
外国人が変異株を持ち込むという非科学的な妄想で、
「外国人を叩き出せ―――」という極右排外主義と、
極左排外主義が、リベラルを自称していた言論人と
歩調を合わせて、偏狭な「排外主義」の空気を盛りあげ
ている。
小林よしのりは排外主義だと偏見を持たれてきたが、
それはグローバリズム批判の文脈であえて取った態度
であり、実はナショナリズムを基盤とする「インター・
ナショナリズム」を、わしはずっと唱えてきた。
観光による経済成長に傾きすぎて、日本の文化や
景観が失われることに危機を覚えていたわけで、
繊細さのない馬鹿リベラルが人類みな兄弟の偽善を
振りかざすことに対抗するためのわしの態度だったのだ。
人の本心は極限状況にこそ顕わになるもので、自称
リベラルの連中こそが、コロナ禍では五輪いじめで、
排外主義を最大限に発揮している。
「おもてなし」など一個もない、排外主義の態度を
ここまでむき出しにしたのだから、今後100年は
もう日本でのオリンピックはない。
今回が日本で開催される最後のオリンピックだ。
よおく楽しんでおこう。