このあと20時からです!
11回目の今日は、指揮者の坂入健司郎さんをお招きして、コロナ禍における表現について語ります。
坂入さんはいわゆる指揮者のキャリアパスとしては異色の存在で、サラリーマンしながら指揮者していたり、公務員しながら指揮者していたり、それでいて日本のメジャーオケから若手を主体としてオーケストラを組織してまで、指揮をしています。
コロナの「3密回避」や「ソーシャルディスタンス」によって我々の実在性や身体性は著しく奪われました。それによって、3密じゃないとできない芸術、「場」がないと存在しない芸術はその意義を問われています。
また、このことは、実は「近代」の限界と終焉をも意味するかもしれません。
日本において、オーケストラ芸術や音楽文化がどのように扱われてきたか、そしてコロナ禍でどのように変化したか、これらを分析することは、またもや日本社会のアイデンティティを模索する旅の経由地でもあります。是非ご覧ください!
間に合わない方は追っかけやアーカイブでも!
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~~坂入さんプロフィール~~
●坂入 健司郎(指揮)
1988年5月12日生まれ、神奈川県川崎市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。これまで指揮法を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に、チェロを望月直哉氏に師事。また、ウラディーミル・フェドセーエフ氏、井上喜惟氏と親交が深く、指揮のアドバイスを受けている。
13歳ではじめて指揮台に立ち、2006年慶應義塾高校ワグネル・ソサィエティ・オーケストラの正指揮者に就任。チャイコフスキーの『交響曲第4番』をメインとしたプログラムで成功を収め、音楽現代2007年5月号において「クライマックスを作るのが実に上手く、白熱した名演となり未来の巨匠ぶりを存分に発揮していた。」と絶賛される。再び同誌9月号の特集「今、期待の若手指揮者に注目」では、将来を嘱望される新鋭と評された。2008年より東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成。これまで、イェルク・デームス氏、ジェラール・プーレ氏、舘野泉氏、荘村清志氏など世界的なソリストとの共演や、数多くの日本初演・世界初演の指揮を手がける。2015年、マーラー交響曲第2番「復活」を指揮し好評を博したことを機に、かわさき産業親善大使に就任。同年5月には、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出演を果たし、MOSTLY CLASSIC誌「注目の気鋭指揮者」にも推挙された。2016年、新鋭のプロフェッショナルオーケストラ・川崎室内管弦楽団の音楽監督に就任。その活動の模様は、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞各紙にて紹介された。2018年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に初客演しオルフ「カルミナ・ブラーナ」を指揮、成功を収め、マレーシア国立芸術文化遺産大学に客演するなど海外での指揮活動も行なった。2020年、日本コロムビアの新レーベルOpus Oneよりシェーンベルク「月に憑かれたピエロ」をリリース。2021年1月に愛知室内オーケストラへ客演、ブルックナー:交響曲第3番を指揮し名古屋デビュー。