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徒然草気まま読み#137
「世間に疎くあれ」
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今回扱うのは、第七十六段。
全文を紹介すると…
世のおぼえ花やかなるあたりに、嘆きも喜びもありて、人多く往きとぶらふ中(うち)に、聖法師の交りて、いひ入れ佇みたるこそ、さらずともと見ゆれ。さるべきゆゑありとも、法師は人にうとくてありなむ。
権勢のある人のところに、
いろんな人が出入りしている中に、
遁世の法師が混じっていた。
それを見て、兼好法師が思ったこととは?
一般の人と、自ら法師となることを
選んだ人とは違ってあってほしい。
兼好の美意識が端的に表れた一段。