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泉美木蘭
2021.6.3 14:39

土曜日夜8時の放送をお楽しみに。

今日は精神科医の和田秀樹さんをゲストにお迎えしての
「オドレら正気か?」収録だった。
医師として、老年精神医療の専門医として、
かなり勉強になり、かつ面白いお話をたっぷりとお話し
いただき、まだまだ話すべきことがあるという状態で
終了の時間が来てしまったほど。
これは土曜日夜8時の放送、大注目ですよ!
楽しみにしていてください。

 

帰り、永田町にちょびっと用事があり、
その後、夏の日差しのなかを歩いて、
文藝春秋の近くにある有名な四川料理の店へお昼を
食べに行った。
ここは、アクリル板も間仕切りも設置していない店
なのだけど、店内は、高齢者、それも後期高齢者で満員
だったので、驚いてしまった。
腰の曲がったおばあさん、髭をたっぷり蓄えたおじいさん、
同じく老齢の夫婦。
どのテーブルも、密になってあれこれおしゃべりしながら
会食しまくっていた。

目の前のテーブルでは、5人が密になって、
にらそばをすすっていた。
80代後半から90代と思しき、かなり体の小さくなった
白髪のおじいちゃんが、
「土曜日にワクチンの予約をしているが、
打てば、本当にコロナを防げるのかね?」
など話していた。

後ろのテーブルからは、
「お医者さんに、妊娠する予定のある女性は打っていいのかと
質問したら『わからない、としか答えられません』と言われて
しまった」
「ワクチンをみんなが一斉に打つから、その間、献血が減って、
困ることになるらしい」
という声が聞こえてきた。
思わず振り返って話にまじりたくなった。

となりのテーブルでは、
いかにもお金を持っていそうな会社役員風の高齢男性が、
いかにも銀座で稼いでいそうな美女を連れていて、
「女の子3人辞めちゃった。今度〇〇さん連れて来てほしい」
「ハワイは2週間の隔離なしにあちこち島を渡られるらしいぞ」
「えー、いいな。自粛が終わったらハワイ行っちゃう?」
など話していた。
それ「ワクチンパスポートを持っている島民は」という条件が
ついてる話なんだけどなー、
ハワイって、観光収入を取り戻すために、ワクチン打ちまくれ
という状態になっちゃってると思うんだけどなー、
などなど、思わず口を出しそうになった。

なんにしろ、密になって会食することについては、
誰もまったく恐れていない様子で、
ワクチンの話をしながら、中華料理を食べている、
まったくのミラクルワールドだった。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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