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泉美木蘭
2021.5.27 17:55

東京都の言い訳にびっくりやわ

倉持弁護士の番組で、東京都の弁明を知って、
びっくりして眠気でぼやけてた目のピントが、パチッと戻った。
東京都のオウンゴールだけど、そこまでひどい言い訳ってある?
「憲法違反してるかどうかなんてことは、
職務上そんなに考えなくていいと思う~」
みたいな感覚はひどい。
しかし日本ってそういう国かも、
とも思えてきた。
だいたい、憲法があるということ自体、忘れられてるでしょ。
もはや恥ずかしい…。
土曜日の「オドレら正気か?」でもたっぷり話してください!

久しぶりにブラジルのボルソナーロ大統領の姿をテレビで見たけど、
マスクをしてない支持者たちが、コロナ以前と同じ光景でびっしり
集まって演説に対して大歓声を上げていてすごかった。
ボルソナーロはみんなの「自由」を守るための対策を講じると
言っていた。

ところがテレビのコメンテーターは
「大勢が亡くなっているのに経済優先」

「トランプ現象と同じで、若者のなかには自由にやりたい
という本音を
持つ人も多いのかも。そういうものと戦わな
ければいけない」

など非難轟々だ。

世界一の格差社会でもあり、ファベーラに密集して暮らす貧困層を
抱えた状態で、ロックダウンなんかできっこない。
だいたい、世界各国、ロックダウンに意味があったと言える結果も
出ていない。
「飲食店を閉じれば収束する」という証拠がないのと同じ!

金持ちは、民間の病院でアメリカの最先端医療に匹敵する医療を
受けられるけど、そうでない人たちは医療資源が不足して、
医療レベルも乏しい公的病院に、何時間も並ぶというのが常日頃の
国です。

当然、それは健康状態、栄養状態に影響しているでしょう。

調べてみると、ブラジルの平均年齢は75.0歳、健康寿命は65.5歳。
18歳以上の人口に占める、肥満(BMI25以上)の割合は、
男性55.6%、女性52.8%だそうです。(経産省資料より)

日本と違って、明らかにコロナウイルスに弱い体質の人が多く、
国情そのものがまるで違う。
そこに臆病な日本人が、しゃしゃり出てきて、
延々閉じこもって五輪を中止に追い込んでやりたいという、
気持ち悪い妄念で、

人々の生活そのものである経済と、自由を重んじている
ブラジルの権力者を叩く。

自国・日本では、死に追いやられた子ども、女性が大勢います。
生活苦にあえぐ人たち、今も精神的・肉体的に理不尽な虐待を
受け続けている子どもがいっぱいです。
物言う資格なんかないと思います。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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